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無職2日目

昨日ずっと寝ていたことが響き、今日は朝に寝て昼に起きた。夕方に部屋から出て、ご飯を食べ、また寝て、起きた。きっと今日も朝眠りにつくのだろう。立派な昼夜逆転だ。
また経験職に応募してみた。きっと門前払いだろうと思う。そもそも新卒時代に手の出なかった企業だ。あまり期待はしないようにしたい。いつもいつも過度に期待しては勝手に裏切られた気持ちになる。こうなった時、あまりにも勝手な人間だと感じ、自分に自分で嫌気がさすことがある。自分は何もできていないのに、世間が自分を許さないような感覚。他責思考が強いところは、直したくても直らなくて、27歳にして拗らせたモンスターの出来上がりだ。そうやって生産性のない日々を過ごしていたら、もう退職してから実質4日経っていた。まだ役所に行っていない。昨日から咳もなければ頭痛もないのに微熱だけが治らなくて自律神経の敗北を感じている。

倍率がどのくらいのものかはわからないけれど、クリスマスの現場が当たった。無職を満喫しようとしていた私が応募してしまった12月25日。ド平日である。しかも誰もいないのに無駄に2連。どうにかなんとか行きたいとは思うものの、当たったことに対する喜びも薄く、これが今の精神状態か、と謎に俯瞰して考えてしまう。もう2年ほどクリスマスは現場に行っている。家族と過ごすでもなく、好きなアイドルのコンサートを観て居酒屋で酒を飲む日。今年は色々あってそのコンサートが無いからって今回の現場に応募したら自分の生活がままならなくなっていた。どうして。

昔から、よく癇癪を起こす子どもだった。そんな子どもが根本的に何も解決しないまま高校生でメンタルに不調をきたすようになった。大学生になって確実に自分では対処できない波に飲まれるようになり、社会人、今。どこかのタイミングで然るべき対応がなされていれば、こんなことにはならなかったんじゃないかと思う。母譲りのヒステリックな部分を、あの子の子どもだからそんなものだ、と見逃されてきた結果、父方の伯母の精神的な弱さまで受け継いで私が完成した。すべては遺伝だ。遺伝子ガチャ。性格ガチャ。両親の悪い部分を受け継いだのが私で、いいところを受け継いだのが弟。だから顔も性格も全く似ていない。もっと早く気づけていれば、自分ならもっとやれるみたいな幻想を抱かなくて済んだのに。やっぱり無能な完璧主義だ。いっそ、と思う。でも勇気はない。

明日こそは何か成したいと思う。寝て起きたらきっと忘れてしまうけれど、時間は待ってくれないので。

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