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ありたい姿からいま何をすべきかを見る
評価基準の基本的要求事項や個々の質問に答える前に、ボルドリッジの「組織プロフィール」の質問を用いて、あなたの組織の基本的な情報を整理し、組織内で共有しておきます。
早速、あなたの組織の製品・サービスとミッション、ビジョン、価値観、文化を確認しました。
ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの組織プロフィールの質問を、あなたの組織では、という形で問いかけていきます。そこで確認するのは、組織の特性と戦略の状況です。
組織の特性として次を確認します。
・提供している製品・サービス
・ミッション、ビジョン、価値観、文化
・働き手の特徴(働き手のニーズ)
・資産
・規制環境(社会のニーズ)
・組織構造
・顧客および利害関係者(顧客、利害関係者のニーズ)
・サプライヤー、パートナー、および協力者(サプライチェーンのニーズ)
ここでは、組織のミッション、ビジョン、価値観とともに、()で示したように、働き手や顧客、その他の利害関係者、サプライチェーンを構成するメンバー、そして社会からの要求事項(ニーズ)を確認しています。
組織の戦略の状況として次を確認します。
・競争上の位置づけ、競争力の変化、比較データ
・戦略的な課題、戦略的な強み
・パフォーマンス改善システム
組織プロフィールで確認した組織の特性と戦略の状況を背景として、組織の経営を7つの側面からみて行きます。
プロセスのカテゴリーをみて行く上でポイントとなるのは次の点です。
組織プロフィールを「背景」とする意味が理解できます。
それぞれのプロセスが
・組織の目的(ミッション、ビジョン、価値観)に沿っているか
・組織のニーズ(組織内外の関係者のニーズ)と整合がとれているか
・それぞれのプロセスが、戦略的な強みを活かし、戦略的な課題に対応したものになっているか
すなわち、組織プロフィールは別のくくりで見てみると、次の3つを尋ねていることがわかります。
ありたい姿
現状認識
変革課題
組織の現在の事業とその内外の環境の認識を確実にし(現状認識)、ミッションやビジョンを明確に描き(ありたい姿)、そのギャップを認識して、ありたい姿に近づくために何に取り組むべきか(変革課題)を導きます。
組織のありたい姿から、いま、何をすべきを捉えて、それを実践していくことが望まれますが、あとに続く7つのカテゴリーで、組織が事業を運営する実際の活動が、それに整合がとれたものになっているか、効果的に行われているかを確認して、そのズレを改善していきます。
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