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働く人を支援する環境づくり

 ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーのプロセスのカテゴリーの質問を見て行きます。

 プロセスのカテゴリー5つめ「カテゴリー5」は「働き手」。

 「働き手」は、社員や職員など組織で働く人たちです。

 ここでは、働き手が高い成果を挙げられるような組織環境づくり、能力開発や動機づけなどの取り組みについて確認します。

 それは、働き手の熟練度と充足度のニーズ、すなわちどのような能力を持った人(熟練度)が何人(充足度)必要か、そして、組織の業務を遂行するためにこれらのニーズにどのように対応しているか、そして支援的な職場環境をどのように確実に実現しているかということです。

 ボルドリッジでは、働き手を効果的に支援する職場環境をつくることを求めています。

 それはまた、すべての働き手が効果的かつ自身の最高の能力を発揮して、業務に取り組み成果を挙げられるように、どのように働き手のパフォーマンスを管理し、すべての働き手メンバーの能力開発を行っているかということです。

 ボルドリッジでは、働き手のエンゲージメントを高めることが、組織の現在および将来の成功にとって重要であるとしています。

 このため、ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダーでは、これを次の2つにわけて、13個の質問で尋ねます。

5.1 働き手の環境:効果的で支援的な労働環境をどのように構築していますか?
5.2 働き手のエンゲージメント:定着率向上と高いパフォーマンスのために、どのように働き手のエンゲージメントを高めていますか?

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 「ボルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトからダウンロードできます。
 下方の Non-English Versions / Japanese を参照ください。英語版とページ、形式を合わせてあり、対訳版としてもご欄いただけます。


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