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ボルドリッジが追求するのは「パフォーマンスエクセレンス」です

 ボルドリッジ(ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワーク)は、米国発の「証明された」経営フレームワークです。ボルドリッジはまた、米国マルコム・ボルドリッジ国家品質賞(MB賞)の「審査基準」であり、それをもとに自己診断(セルフアセスメント)・審査を行い、組織の改善点を見つけ、改善します。

 ボルドリッジが追求するのは「パフォーマンスエクセレンス」です。

 適切な訳語(日本語)が見当たらないので、ここではカタカナ語のまま使用します。ボルドリッジでは、主要用語集が用意され、用語は明確に定義されて使用されます。このため、組織内では適宜、別の訳語に置き換えて、話を進めることも可能です。

パフォーマンス(PERFORMANCE ) 
組織がプロセス、製品、および顧客を通じて達成した結果(出力および成果)のこと。この結果は、評価でき(すなわち測定でき)、かつ、その将来の見込み値、標準値、過去の結果、到達目標や、他の組織の結果と比較できることが求められます。

ボルドリッジ主要用語集より引用

パフォーマンスエクセレンス(PERFORMANCE EXCELLENCE) 
組織のパフォーマンスを管理するための統合的な方法のことで、以下の結果をもたらすもの。
(1)持続的に組織の成功に貢献する、顧客および利害関係者への絶えず向上する価値の提供
(2)組織の全体的な有効性と能力の向上
(3)組織および働き手の学習

ボルドリッジ主要用語集より引用

 これらの用語定義に含まれる「プロセス(process)」「顧客(customer)」「利害関係者(stakeholders)」「結果(results)」「働き手(workforce)」「学習(learning)」なども、主要用語集で定義されています。

 「パフォーマンス(PERFORMANCE )」も、一般には、業績とか性能という訳語が当てられることが多くあります。これも主要用語集に定義されていますので、カタカナ語のまま使用します。

 組織内で、同じ言葉を同じ意味で話をすることは大前提であり、ボルドリッジで用語が明確に定義されていることはそれを助けてくれます。

 パフォーマンスエクセレンスはボルドリッジにおいて重要な概念です。おおのnoteにも度々登場します。

★★

 ボルドリッジの学びの初めとして最適な、ボルドリッジ・エクセレンス・フレームワークの要約版、「ボ ルドリッジ・エクセレンス・ビルダー【日本語版】」は、米国NISTのウェブサイトか らダウンロードできます。ページ下方の Non-English Versions / Japanese を参照くださ い。


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グローバル・クオリティ・フォーラム(Global Quality Forum、GQF)は、米国MBNQA、欧州EFQMなど、世界の経営革新プログラムをグローバルに研究し世の中に貢献するグループです。本項担当の黒瀬 晋は、2006年からGQFに参画し活動を続けています。

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