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スイちゃんの菜遊記 第3話 冬の土づくり(耕耘編)

 2022年1月、新年あけましておめでとうございます。
 1月は、収穫を終え、空いた畝(作物が植わっていた列のこと)と畝と畝の間もリフレッシュさせる必要があるのですが、その際に土壌改良効果のある資材投入と耕耘作業が重要になってきます。そこで土づくりに関して2回に分けて、今回は耕耘作業についてお話しします。(資材編については、次回までお待ちください)

 耕耘作業に使う道具で私が持っているのは、鍬、三本鋤(別名:備中鍬)、スコップ、小型耕運機ですが、土づくりとして使っているのは、もっぱらスコップを多用しています。
 これらの道具の違いは、耕す深さにあります。

◆各道具の耕耘深さ
 ・鍬と三本鋤:約10~15cm
 ・スコップ :約30cm
 ・小型耕運機:約20cm


鍬での作業(どうしても表面10~15cmだけを耕すことに)

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スコップでの作業(体重を乗せれば深さ30cmまで耕すことが可能)

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小型耕運機(マルナカ社製のバッテリー式電動耕運機)

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 スコップを使いだすキッカケって、やはりありまして。
家庭菜園をやり始めた初期段階、当初は鍬とか三本鋤を使っていたのですが、深く耕そうとすれば、何回も行ったり来たりしながら耕してかなり体力を使うことに。
 ふと見上げて近くの別の畑を見ると、お婆さんがスコップを使って深く楽々と耕しているではありませんか❗

 そこで、あっ、ナルホドっと思ったのは、カラダの体重を乗せて刃先を土中に鉛直に突き刺し、テコの原理を利用して土を起こすことで、効率よく深く耕すことができることにお婆さんを見て気づかされたわけです。

 ちなみに、畝と畝間を比較すると、畝の方は軽く耕せますが、畝間は土が固くなってスコップといえども少し体力が要ります。
 理由は簡単で、私が作業で畝間をウロチョロと歩き回っているうちに自分の体重(約95kg)で踏み固めてしまっているからです❗😅

 ではなぜ、畝間も耕す必要があるか(?)というと、作物の根っこって、土の中で放射状に広がることがあり、知らない間に畝間の土中に根が広がっていることも多々あり、作物の成長を邪魔しないためには、根の広がりをストレスなく伸ばしていく必要があるのです。

 そうすると、畝間を踏み固めなければ自然農法とか不耕起栽培とかいわれるやり方もイケるのでは?とも思うのですが、「だったら痩せろよ!」と言われるのがオチなわけでして、食べるのが大好きな私は瘦せる気なんぞサラサラ無く、肉体労働でカロリーを消費する方がマシとばかりにせっせとスコップで耕耘作業を行っている次第です。

 あれ?耕運機、鍬、三本鋤はいつ使うの?
耕運機は、基本的に種を播いたり、苗を植え付けたりする前に出番があるので、この話題は、また春先にしたいと思います。
 鍬は土寄せ時に、三本鋤は除草時に使うので、こちらも、出番が出てきたときにお話ししたいと思います。(忘れてなければ・・・)

★2022年1月の収穫した野菜
 ・大根(三浦大根)
 ・カブ(聖護院カブ)
 ・ニンジン🥕

★2022年1月3日現在、栽培中の作物
 ・タマネギ(もみじ3号、泉州黄玉葱)
 ・イチゴ🍓(カレンベリー)
 ・ニンジン🥕
 ・アスパラガス
 ・ミョウガ
 ・大根(三浦大根)
 ・スナップエンドウ
 ・ソラマメ
 ・カリフラワー
 ・キャベツ
 ・ブロッコリー(緑嶺、チャレンジャー)
 ・ビーツ
 ・カブ(聖護院カブ)
 ・ニンニク

★新規の播種、植え付けた苗
 ⇒1月も新規は無しです!

最新の栽培状況は、こちらで確認できます。 

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