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スライドドアのリペア
今回はN-BOXのスライドドアのリペアです。
スライドドアの上側にある5センチの凹みですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1709112007292-ubIyI1PdXk.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1709203749183-BqBM25NI0v.jpg?width=1200)
この場所の裏側には補強があるパターンが多いんですよね。
ですので上からツールを差し込んでのリペアは厳しいかなと思っていました。
かといってプーリング(グルーでの引き)でやるにも凹みがまずまずキツめでしたので、芯を出し切るのはちょっと難しいかもなと。
そしてプーリングは塗膜剥がれのリスクがありますので、使わずに済むならそれに越したことはないなと。
塗装前提でしたら問題ないですが、無塗装の仕上がりを目指すのであればなるべく安全にリペアしたいですからね。
ということで、とりあえず上からアクセスしてみます。
窓ガラスを下げた状態で、ウィンドウガードというステンレス製のボードを差し込みます。
それから凹みを押し出すツールを入れます。
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ウィンドウガードを支点にしてツールをひねってみると、予想に反して簡単に凹みに触ることができました😅
補強が無い感じでしたね。
使用したのは
エアーバック、ウィンドウウェッジ×2、ウィンドウガード
![](https://assets.st-note.com/img/1709291522462-5sUxIBQdoC.jpg?width=1200)
ちなみにウィンドウガードは長いタイプもあります。
僕が持っている長いタイプはプラスチック製ですかね。
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裏はこんな感じ。
フェルト生地のようなのが貼ってありガラスに傷がつかないようになっています。
![](https://assets.st-note.com/img/1709291582690-B2UBWJQlk4.jpg?width=1200)
そしてドアフックというツールで凹みを押し出します。
今回使用したツールは特殊なタイプで、ねじれてますね。
ノーマルのタイプは真っ直ぐなんですよ。
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補強部分をかわして凹みにアクセスできるというツールで初めて使ってみました。
でも特に障害物はなかったので普通のねじれていないツールでも大丈夫だったと思います。
完成。
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今回とは違う車のフロントドアですが、この時も上からのアクセスでしたね。
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ウィンドウガードを使用しての守備範囲は、ドアの上側から真ん中あたりまでかなと思います。
真ん中より下側になってくると体勢的だったりやりづらくなりますね。
下側のリペアの場合は、ドア下の裏には水抜き穴があるのでそこからツールを差し込みます。
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ですが凹みが大きくなってくると、話は変わってきます。
大きい凹みに対して細いツールで押し出すのは時間がかかってしまいますね。
ウィンドウガードを使用しての上からや、水抜き穴を利用した下からのアクセスでは太いツールは入りません。
そういった場合はトリム(内張り)を外し、サービスホールという穴があるのでそこから太いツールを差し込みリペアします。
※ ちなみに↑この話はプーリングを使わない時のやり方です。
プーリングを使用すれば、大きい凹みを引き出して小さくさせることができます。
それから細いツールで仕上げるというパターンもありますね。
その場合はトリムを外さなくてもイケます。
ただ、先にも触れましたがプーリングは塗膜剥がれのリスクがあります。
絶対に失敗したくない、無塗装の仕上がりをするのであればなるべく使わないほうが確実かなと僕は思っています。
とはいえ凹みの場所によっては裏からツールで押せず、プーリングで行くしかない時もありますけどね。
今回はN-BOXのスライドドアのリペアでした。
ツールアクセスに苦戦するかなと思いましたが、あっさりと凹みに触れましたので意外でした。
そしてこのリペアで活躍したウィンドウガードは、スライドドアに限らずフロント、リヤドアでもトリムを外さずに凹みを直すことができます。
デントリペアには欠かせないツールですね。
以上、ありがとうございました。
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