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車のフロントフェンダーのリペア


今回はフロントフェンダーの凹みをデントリペアで直していきます。

プレスライン上でしたので硬いのかな〜と思いましたが
そうでもなかったので助かりました。


約、縦5センチくらいの凹み



ツール(鉄の棒)を使って押し出す方法でリペアします。

途中経過

途中の画像も載せたほうがリアル感があるかなと。

ちょっと久しぶりにツール(鉄の棒)でのデントリペアをやったので
最初は少し眼と手元が定まっていません(笑)

画像でよく見るとわかりますが芯から少しズレた所を押し出してます。

お恥ずかしい😅

ですがやってるうちに徐々に感覚は戻って来るので大丈夫です。


僕が以前、デントリペアをマスターしようと張り切っていた時は
ほぼ毎日練習していましたし
(平日は30分〜1時間くらい、休日は1時間〜ハマれば3時間くらいでしたかね)

ある程度できるようになっても仕事で使う場面はたまにしかないので
腕が錆びつかないように、やはりほぼ毎日15〜30分は凹みを触っていました。

自宅の部屋には廃パネルのドアがありますよ(笑)


基本は自宅でドアに凹みを作ってのリペア。

仕事の時デントリペアで直せそうな凹みがあれば仕事後に直したりしてました。

ですので環境は良かったと思います。

自宅での練習だけではなくて
仕事でいろんな車の生きた凹みを触れたのは大きいですね。

ちなみに自宅での練習は
気が乗らなくてもテレビを見ながらでも適当に触ってると
やってるうちにやる気が出て来るんですよね。

毎日のルーティーンにしていました。



でも最近はほとんど練習はしていないので
いざデントリペアをやるとなると最初に眼が慣れませんね。

ですが少し時間が経つと慣れてきて
普通にデントリペアができるようになるので、まぁいいかなと。



で、話は今回のリペアに戻って

プレスラインのちょい上にポチリと

さっきの状態からポンチングをして傷を磨いてみました。

芯がありますし、深い傷もありますね。


で、こっから先端の細いチップに変えて芯を出していきます。

完成


使ったツール類

フロントフェンダーにはやはりこのウルトラデントのロッド、ST3802


そして左から
1番目
赤い柄のポンチ(先端が細)

2番目
黒い柄のポンチ(先端が極細)

ポンチの材質は同じですが先端の細さが微妙に違います。ホント微妙(笑)




3番目
メタルにプラスチックのキャップを被せたチップ。
ソフトに押し出すことができます。

プラスチックのキャップ


4番目
フェノール樹脂の茶色いチップ(先端が太)
フェノール樹脂ってなんだ?(笑)
自分自身このチップで初めて知った材質です。
最初に見た時は木材かなと思いましたが違いました。
プラスチックよりは柔らかいといった感じですかね。

フェノール樹脂(太)


5番目
フェノール樹脂の茶色いチップ(先端が細)
今回は太いのと細いのを使いましたが
中間のサイズもあって全部で3種類あります。

フェノール樹脂(細)


6番目
半透明のゴールドのチップ(先端が細)
かなり硬いプラスチック。
ですが使っているうちに先端が丸くなってきてますね。
最初はもっと尖ってました。
(削って尖らせれます)

硬いプラスチック


7番目
ロッドのエクステンション。
長さの違うタイプもあり、その時々でちょうどいいのに変えて使います。
12.5mm、25mm、50mmがあります。

今回使ったのは50mm



僕は今回のリペアのように基本はメタル以外のチップを使っています。

理由はメタルに比べて合成樹脂のチップは
・鋭い突起を作りづらい
・パネルの裏を傷つけづらい

ですが、凹みの状態によって合成樹脂のチップでは
芯を出し切れない場合もたくさんありますので
そういった時はメタルのチップを使います。


今回のリペアの手順としては

 1. 広い面のチップで押し出し、ある程度凹みを小さくする。
         ↓
    凹みは小さくなるが、芯は残る。

2. 芯はガチっと硬くなっているので、ポンチングをしてテンションを抜く。
         ↓
   芯がほぐれて押し出しやすくなる。

3. 先端の細いチップに変えて芯を出し切る。


こんな感じでしたね。


ちなみに今回の凹みですと
プーリング(グルーで引き出す方法)では直せなかったかなと思います。


今回とは違う車です
プーリングとはグルーで引き出す方法


プレスラインだから絶対に直せないとかではなくて凹みの鋭さですね。

鋭い凹みになってくるとプーリングでは出し切れませんので
(凹みを小さくすることはできますが、芯が残ります)

そんな時はツール(鉄の棒)が活躍します。


ツール(鉄の棒)、プーリング共にメリットデメリットがありますので
どちらも同じレベルの仕上がりができるようにしておくことが理想ですね。



以上、ありがとうございました。









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