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【座談会】社内制度をフル活用して育児と仕事を両立。ママ目線で語るジーピーオンライン

こんにちは。ジーピーオンライン広報チームです。
創業20周年を記念したnote企画、今回は「働くママ」を集めた「ママさん座談会」を開催いたしました。

女性の社会進出が進み、働き方が多様化する今、ジーピーオンラインでもたくさんの女性スタッフが活躍しています。働きながら子供を育てる大変さや、ジーピーオンラインの育児支援制度について、働くママたちが語り合いました。

総務部の立ち上げで社内制度の整備が急加速

――皆さんのキャリアと、育休・産休を取得した時期を教えてください。

ヒサナガ:
ジーピーオンラインの産休・育休取得第1号はツチダさんですね。総務部の立ち上げメンバーとしての入社でした。

ツチダ:
はい。前職の会計事務所から転職して、2016年に総務部の立ち上げメンバーとして入社しました。最初の1年は大阪オフィスにいましたが、夫の転勤に伴って私も東京に転勤させてもらい、それから半年後に妊娠が発覚して。まだ社内で産休・育休を取得したスタッフがいない状況だったのですが、当時の上司のヒサナガさんに相談して産休・育休を取得させてもらいました。

カワマタ:
その次は私ですね。未経験からディレクターとして入社し、リーダーを担当していた頃に産休と育休を丸1年取得しました。本当はもっと早く復帰する予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響で保育園が休園して、少し遅れてしまいました。

コワダ:
私もカワマタさんと同じくディレクターとして入社した後、2年半ほど経って、産休と育休をトータルで9ヶ月ほど取得しました。復帰の際には時短勤務を希望して、時間の都合のつけやすさを考慮してもらって今の広報チームに異動しました。

ヒサナガ:
私は2007年に入社して、ディレクターやプロデューサーとしてたくさんのプロジェクトを担当してきました。その後も総務部のマネージャー、経営企画室のマネージャーを経験した後、2020年2月に産休と育休を取得。産休・育休後は、新しく立ち上がったマーケティングチームにチーフとして復帰しました。総務部ができてから、産休・育休などの社内制度の整備が急速に進みましたね。

それぞれの家庭事情に合わせたワークスタイルを選択

――皆さんの今のワークスタイルを教えてください。

コワダ:
「育児時差出勤制度」を利用して9時半から16時半までの時短勤務で働いています。本来は定時の10時から17時が時短勤務の時間帯なのですが、うちの子は毎朝5時に起きてしまうので、夜の19時には寝かせたくて。寝かせる時間から逆算して、保育園のお迎えの時間も考えた結果、少し早い出勤にさせてもらいました。

ヒサナガ:
朝5時起きは大変ですね。うちの子は朝起こさないと起きないくらいぐっすり眠ります。私は10時から17時までの時短勤務ですが、保育園のお迎えは夫に任せているので、残業する日もあります。それでも、18時には会社を出るように努めています。

カワマタ:
うちの子が寝るのは夜の9時半頃。それも朝まで熟睡してくれるわけではなくて、夜中に何度も起きるんです。ぐっすり眠りだすのは朝の6時くらいで…。本当はコワダさんと同じ時間帯が良いのですが、そんな事情もあって10時から17時までの時短勤務をしています。ディレクターという職種柄、周りのクリエイターたちとの折衝が多いので、自分だけ早く出社しても仕事が進まないという事情もありますね。

ツチダ:
私もコワダさんと同じ9時半から16時半までの時短勤務です。私は通勤に1時間ほどかかるのですが、保育園のお迎えが18時までなので、17時退社だと少し厳しくて。コロナ禍の今は週3日ほど在宅勤務ですが、もし感染状況が落ち着いたら「スポットリモート」という在宅勤務制度も活用したいと考えています。

イレギュラーな問い合わせこそ、優先して対応する

――産休・育休から復帰までを通じて、大変だったことは何ですか?

カワマタ:
ショッキングな事件だったのが、子供がいつ生まれてもおかしくない時期に、夫の会社が倒産したんです。生まれる子供は夫の扶養に入れる予定だったのですが、私の扶養に入れるようにしたいと総務に相談したら、すぐに社労士に確認して対応してくれたんです。対応力の速さには本当に驚きました。

コワダ:
私もジーピーオンラインの総務の対応力には感謝したことがあります。私は6月に引っ越しをして、7月1日から子供を新しい保育園に入れる予定だったのですが、申請の結果が出るのが6月20日頃と時間があまりありませんでした。結果的に、第一希望の保育園に入れず、自宅と会社の間にある「企業主導型保育園」に決めたのですが、会社を通して契約すると少し保育料が安くなると言われて。ダメ元で会社の総務部に相談すると、すぐに対応してもらえました。

ツチダ:
お二人の件は私が手続きをしたわけではありませんが、総務部ではスタッフの相談にすぐに対応するのが当たり前だと思っています。イレギュラーな問い合わせほど、むしろ優先するようにしていますね。

コワダ:
本当に感謝しています。保育園の契約については、夫にも会社に相談してもらったのですが、まだ反応がないみたいで(笑)。

ツチダ:
うちの場合、子供と自分の体調管理が大変でした。子供が保育園に行き始めると毎月のように風邪をもらってきて、私にも感染ってしまって。復帰から半年ほどは、毎月1度は休んでいましたね。

ヒサナガ:
たしかにうちの子も自宅で自粛している期間はほとんど風邪をひきませんでしたが、保育園が再開するとよく風邪をひくようになりました。うちの場合は夫とツーオペなので、どちらかが見るようにしていましたが。

ツチダ:
うちはワンオペで、夫が出張することも多いので、熱を出しながら子供の世話をするのは大変でしたね。それでも、マネージャーが配慮してくれて、突然の休みでも言いだしにくいと感じなかったのは嬉しい点でした。給与計算が忙しい月末に熱を出すと、「私が休むと皆に給料を払えない!」と焦ることもありましたが、そんなこともなくて(笑)。

ヒサナガ:
会社として体制は整えているので、経理担当が休んだからといってスタッフに給与を払えなくなることはありませんね(笑)。お子さんや自分が体調を崩した時は、安心して休みを取ってください。

いざという時に休める準備をしておくことも大切

――仕事と育児の両立のために心がけていることは何ですか。

ツチダ:
先ほどの話の続きで、自分と子供の体調管理には気をつけています。それでも急に風邪をひくことはあると思うので、できるだけ仕事は前倒ししてやるように心がけています。

ヒサナガ:
出産前から心がけていたことではありますが、いつ自分の身に何があってもいいように、自分の仕事の状況を周りの人と共有するようにしています。そのことをより強く意識するようになったのは、出産の時に出血が多くて危険な状況を経験したから。特に育児は先の読めないことが多いので、自分がいなくても仕事が回る仕組みづくりは大切だと思います。

カワマタ:
仕事より育児に関してですが、仕事の後にご飯を作ったり、子供をお風呂に入れるのは大変なので、「本当に疲れている時は頑張らない」と決めています。例えば、忙しかったら子供のご飯はレトルトのカレーでもいいと決めているんです。疲れている時に一生懸命ご飯を作って、子供が食べてくれないと悲しくなりますから。少しくらいは手を抜いても大丈夫と自分に言い聞かせてます。

ヒサナガ:
本当ですね。自分の機嫌が悪いと周りの人にも厳しくなってしまいます。うちでは、いつでもご機嫌でいられるようにと育児はツーオペにしました。その結果、子供にもスタッフにも優しく接することができて、みんなご機嫌になりますから(笑)。

コワダ:
ヒサナガさんのお話と通じますが、私は今して欲しいことを察してもらうのを待つのではなく、家のことは具体的に指示を出すようにしています。共働きだと特に朝は時間との勝負になるので、勝手に期待して待っている時間はとても無駄ですし、ちゃんと口に出して言うようになってから余計な諍いは無くなりましたね。

スタッフのニーズから生まれた数々のユニークな制度

――ジーピーオンラインの育児支援制度について教えてください。

ヒサナガ:
ジーピーオンラインではスタッフの声をもとに多くの制度を作ってきました。今でもニーズがあればどんどん制度を作っています。例えば「半育休制度」。これは育児休業給付金をもらえる範囲内で、スポットで働ける制度です。それと、「時差出勤制度」は育児中のパパさんスタッフの声からできた制度でした。8時〜17時という勤務形態のスタッフもいますね。

カワマタ:
私は「テレハーフ制度」をよく利用しています。自分以外の家族、例えば子供が急に熱を出したり、預け先が見つからない時などに、半日間在宅で勤務できる制度です。丸1日休むほどではないけど、この仕事だけは今日やりたい、という時などに便利です。

コワダ:
私もよく利用しています。特に引っ越して最初の頃は保育園に預けられる時間が短かったので、頻繁に利用していました。

ヒサナガ:
例えば、インフルエンザにかかって熱が下がった後、元気だけど出社できない、という時などにも便利です。育児に限らず利用しているスタッフが多い制度です。

カワマタ:
コロナ以前からフルリモートのスタッフも何人かいましたね。自宅が遠いとか、お子さんとの時間をもっと大切にしたい、ワークライフバランスを整えたいなどの理由で、フルリモートで勤務されていました。

ツチダ:
いろいろな制度の情報は社内の情報共有ツールで確認できますが、まだ知らないスタッフもいるかもしれないので、総務部としては今後も周知していきたいですね。

育児と両立させながら、それぞれのキャリアを歩む

――今後のキャリアプランや目標を教えてください。

コワダ:
専業主婦という選択肢はまったく考えておらず、できれば定年まで働き続けたいです。今は広報として働いていますが、育児が落ち着いてきたら再びディレクターにという道も考えています。

ツチダ:
直近の展望ですが、1日6時間の時短勤務から7時間に伸ばす予定です。というのも、子供が小学生に上がると、お昼過ぎには家に帰ってきてしまう「小1の壁」があるからです。まだ子供は小さいのですが、むしろ今の方が精一杯働きやすいのかなと思って。フルタイムは難しいとしても、働けるうちにたくさん働いておきたいと考えています。

カワマタ:
私もずっとディレクターとして働き続けたいのですが、子供が小学校に上がっても時短勤務は続くわけで、第一線で働き続けるのは難しいかもしれません。それで興味を持ち始めているのがマネジメント。今までの経験を生かして、後輩のディレクターを育てるという方向性にシフトしていけたらいいなと思います。

ヒサナガ:
会社の成長には今後も関わっていきたいと考えています。個人的なビジョンとしては、ツチダさんが話したように、「小1の壁」などで働きたくても働けない人が出てくるので、新しい働き方や価値の作り方について考えているところです。育児や介護をはじめフルタイム週5日勤務が難しい状況を抱えた人たちで集まって何かできないかと思っていて。ジーピーオンラインの新規事業創出になるのはもちろん、社会課題の解決にもつながるテーマなので、何かしらチャレンジしてみたいですね。

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