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この20年で積み重ねた知見を活かし、新たな挑戦へ踏み出す

こんにちは。ジーピーオンライン広報チームです。創業20周年特別企画として「感謝」をテーマにさまざまなメッセージをお届けするインタビューシリーズの第4弾。今回は、アカウントプランナーとしてお客さまともっとも近い距離で数々の案件に携わり、自身の成長と重ねながら当社がめざすべき姿について思索を続けてきたキシモトのインタビューをご紹介します。

Profile.
アカウントプランナー/キシモト 29歳
大学卒業後、「もっと色々な経験をしたい」との思いからフィリピンのセブ島で飲食事業の立ち上げに参画。帰国後、デジタルコンテンツの専門学校で学びを得て当社に入社。現在はアカウントプランナー職を務める。特技は、要件定義。たとえ、専門外であっても粘り強いコミュニケーションでコトの本質を掴み、要点を整理するスキルは社内外から定評がある。

当時の職場環境が自身の成長に

―――もともと、Web制作などに興味を持たれたきっかけは何だったのですか?

キシモト:もとを辿れば、大学時代に留学先で出会った方から「何か一緒に商売をしないか?」と声を掛けられたのがきっかけですね。この話だけを聞くと、ちょっと怪しい雰囲気もするのですが……(笑)。何社か内定をいただいた企業にそのまま就職するよりも人生経験のひとつとして「海外で商売に挑戦してみるのも良いのかな」と思ったんです。それで実際に、フィリピンのセブ島でラーメン屋を立ち上げることになりました。その時に看板やチラシを作ったり、Facebookで告知をしたりするようになり、今に繋がるものづくりの面白さを感じるようになっていました。

―――すごいお話ですね! そこから、ものづくりに対する関心が高まったのですね?

キシモト:そうです。PRするために作った販促物によって、人に何かしらの影響を与えるというか、人の意思決定に関与できる感覚が面白いと思ったんです。 その後、さらに専門的な知識を高めようと思い、帰国してデジタルコンテンツなどを学ぶ専門学校に入学。デザインやWeb構築に関する基礎を学習していくうちにどんどん制作の面白さにハマっていきました。当時は、学校の課題をこなすだけでは物足りず、母親が経営している化粧品店のWebサイトを制作するほど意欲に溢れていました(笑)。

―――そうした学びを深めていく中で、なぜ当社に入社しようと思われたのですか?

キシモト:学校が主催している就職イベントで当社の社員と出会ったのが最初ですね。その時の印象もそうですが、面接でも拍子抜けするほどフレンドリーな雰囲気で。話しやすさや気さくな感じがとても好印象だったんです。社長の豊永と自転車の話で盛り上がったことをよく覚えていますよ。

―――入社の決め手は、そんなジーピーオンラインらしい社風だったのですね?

キシモト:それは大きかったですね。あと、手掛けていた案件の規模感も決め手になりました。「これだけ大きな仕事をやっているなら、社会への貢献度や影響も大きいのだろう」と感じたこともジーピーオンラインに惹かれた理由のひとつです。

―――なるほど。それで入社をされて、最初に手掛けられたお仕事は何だったのですか?

キシモト:大阪で新たに開業する、とある施設のサイト構築を担当しました。当時は、“アシスタントWebディレクター”という立場だったので、先輩のサポートをする形で携わるとばかり思っていたのですが、基本はサポートというよりも自分主導で対応することに。お客さまとのやりとりや制作スタッフとの連携などをこのとき初めて経験しました。これまで制作に関する知識や経験があったとはいえ、細かい納期を守る大切さやお客さまとのコミュニケーションを円滑に進めるといった実際の仕事だからこそ学べることがたくさんありましたね。だから、食らいつこうと必死でした。なんとか無事に終えられたこの仕事が、今も継続的に続いているということはその時の姿勢が少しでも評価された証だと思うので、とても良い思い出のひとつです。

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―――仕事の中で、成長する学びがあったのですね。当時は、そうした案件を新人社員に任せるといった雰囲気があったのですか?

キシモト:そうだと思います。物理的に人手不足という面もあったと思うのですが……。良い意味で先輩と後輩の厳しい上下関係もなく、友達のような親しい距離感で何かと教えてくださる方々ばかりなので、私も安心して仕事に取り組むことができていました。今はその良い雰囲気を残しながら、徐々に教育体制が整ってきたような印象がありますね。

―――確かにそうかもしれません。ちょうど、キシモトさんが入社された以降から、社員の数も増えて教育に力を入れるようになったと思います。

キシモト:しっかり手順を踏んで学ぶことはもちろん大切だと思います。ただ、当時の意欲に溢れていた私にとっては、いきなり現場で学ぶ方が自分の性に合っていたのかもしれません。だからこそ、多くの発見があったように思いますね。

期待通りから、期待以上へ

―――アカウントプランナーになられてからお客さまと直に接する機会がさらに増えたと思いますが、この仕事でどんな部分が難しいと感じていますか?

キシモト:いちばんは、お客さまが求めている本質を見極めることでしょうか。すべてのお客さまが1から10までわかりやすく言語化できるわけではないので、受け取る側のこちらが解釈をしてコミュニケーションをとらなければいけない。その部分がズレてしまうと、結局お客さまの希望とかけ離れてしまい、関わるすべての人にとって残念な結果となるので、その部分はいつも意識して仕事に取り組んでいます。

―――その能力というのはトレーニングできるものなのでしょうか?

キシモト:最初はその方法がわからずに、先輩が受け答えをしている言葉の選び方や、ちょっとした身振り手振りまで真似ようとしていました。ただ、今にして思うのはお客さまの視点で物事を見つめるという姿勢が大切だと考えています。逆の立場になった時、どうされると嬉しいのか。このシチュエーションでは何を求めるのか。結局、どんな業務でもそうかもしれませんが、相手の気持ちに寄り添うことがその力を磨く方法だと思っています。

―――その考えに辿り着いたきっかけはあるのですか?

キシモト:いくつかのきっかけはあります。中でも、とある大型案件での出来事は今も仕事に向き合う上での指針となっています。その案件を担当するまで、私の仕事はお客さまから受けたご相談要件をまとめた後は、「制作チームに任せれば大丈夫だ」という気持ちで業務に取り組んでいました。しかしその案件で、お客様の希望と制作チームの足並みが揃わず、小さなトラブルが頻発してしまい多大なる迷惑をかける結果に。この出来事を経験して以来、私の仕事はお客さまに最後まで寄り添い、相違点があれば即座に修復していくことが使命だと強く感じました。その経験が、お客さまの言葉の本質を掘り下げようという姿勢につながっているように思いますね。

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―――その姿勢を貫くようになってから、仕事に変化は生まれましたか?

キシモト:それは大いにありますよ。例えば、物事を深く掘り下げてご提案ができるようになったので、お客さまの期待を超えられる仕事も手掛けられるようになりました。その積み重ねが実を結び、お客さまから「キシモトさんだから、このご相談をさせていただきました」と言っていただけるまでになりました。こうした嬉しい言葉が仕事の何よりのモチベーションになっています。

―――その言葉はとても嬉しいですね。今後は、ほかにどのような部分を成長させたいという思いがありますか?

キシモト:目標にしているのが、人間性だけではなくスキル面で信頼を得られるプランナーになりたいと思っています。一般的に営業職やプランナー職に求められる最初の能力が、「この人に仕事を依頼しても大丈夫だな」と感じてもらえることだと思うんです。そこは、継続的にご相談いただけるケースも増えたので多少なりとも身に付けられたのかなと。ただ、アカウントプランナーとして成果を発揮するためには、お客さまが掲げた目標を実現できる力が必要です。業界や競合他社に関する情報収集からWeb解析の読み取り方にいたるまで、もっと高いレベルの仕事ができるようになれば、さらにお客さまへ新たな価値を提供できるはずです。今はその目標に向かって一歩ずつ学びを深めています。

この20年目を契機に新たな挑戦を

―――キシモトさんから見て、今後当社が磨くべき価値とは何だと思いますか?

キシモト:私が入社してから考えてもこの数年のうちに当社が持つITに関するスキルが格段に高まったことで、お客さまの規模感も大きくなり業種のバリエーションも広がったように感じています。その蓄積された知見をこれまでとは違う方法で活用する発想力が必要ではないでしょうか。

―――スキルをWeb制作以外で活用するということですか?

キシモト:それも一つの方法だと思っています。当社が今までに培ってきたITスキルは、Webサイト制作など企業のプロモーション分野で活用するケースがほとんどでした。それを別の分野にも活用できると思うんです。それによって、もっと広い領域で社会に貢献できるようになると、当社の魅力がもっと高まっていくはずです。

―――新たな領域に踏み出すことで学ぶことも多いですしね。

キシモト:そうですね。有り難いことにお客さまとの関わり合いによって、当社の価値は磨かれていったように感じるので、これまでと違う領域で新しいお客さまと関わることで新たな展開に進み出せると思いますね。現に今、エンドクライアント様と直接、お取引をさせていただく機会が増え、より密接にお客さまと関わることが多くなってきました。Webの領域で主導権を握り、どのような道筋を立てればお客さまが求めるゴールを達成できるのか。そうした新しい力も着実に備わってきたように思います。だからこそ、新しい領域にどんどん進んでいきたいですね。

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―――新しい関わり方が増えるごとに、当社の知見も高まっていきますよね。では最後に、20周年を迎えることができた感想をお伺いできますか?

キシモト:20年と言えば、人間に例えるとやっと成人した年齢です。次のステップへ飛び立つ準備が整ったと思うので、これを機にまた新しい挑戦を繰り返し、さらなる目標をめざして歩みを進めていきたいですね。また、仕事に向き合う指針として当社の会長から教わった「ジーピーオンラインはものを作るのが本質ではなく、ITの力によって課題を解決する会社です」という言葉を大切にしながら、私自身もこれまで以上に成長を遂げられるように努めていくつもりです。


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