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イベントレポート:ワーキングペアレンツの大先輩!グロービスMBA研究科長君島朋子先生に聞く!子育て×仕事×グロービス「超両立生活」を乗り越えるには?

2024/5/31に開催したイベントレポートを、幹事の土屋紀子(2023期東京校)がお届けします。

GPC新入生歓迎イベントとして、4人の子育てをされながらグロービス経営大学院の立ち上げをされ、現在は研究科長の君島朋子先生をお迎えしました。
「子育て×仕事×グロービス「超両立生活」を乗り越えるには?」という正に新入生の皆さんのお悩みにぴったりのテーマで、普段の授業では伺うことができない君島先生の子育てと仕事の両立の経験談などについてお話して頂きました。

君島朋子先生とは?
グロービス経営大学院 経営研究科 研究科長(日本語MBA)
学校法人グロービス経営大学院 常務理事
国際基督教大学教養学部卒業、東京大学総合文化研究科相関社会科学専攻修士課程修了、法政大学経営学研究科キャリアデザイン学専攻修士課程修了

マッキンゼー&カンパニーにて、食品、通信、医薬、金融、インフラなどの各企業への戦略・組織コンサルティングに従事。その後、グロービスに参画し、現在はグロービス経営大学院研究科長として企画運営を統括。
株式会社ラポールヘア・グループ社外取締役。

と、すごい肩書を並べさせていただきましたが・・・実際の君島先生は穏やかで、謙虚で、とても優しい語り口なのでそのギャップも素敵です(ファンです)。

①君島先生の子育てと仕事の両立生活での葛藤のご経験

冒頭に先生より、ざっくばらんにお話ししたい、インタラクティブに参加者の方とやりとりしながら進めたい、と切り出していただき、そこからずっとチャットでのやりとりが活発に行われました。

「皆さん、子育ては楽しめていらっしゃいますか?」という問いかけに、止まらないチャットの嵐。笑 そして概ね前向きな発言の多さに「この前向きな姿勢がないと、3足の草鞋なんて履けませんよね」と共感いただき、涙腺ゆるゆるな私はこの時点で若干蛇口が開かれる始末・・。
また「いちばんの悩みは何ですか?」の問いかけにも、時間がない、子供の行事が大変、もっと子供と向き合いたいたいのに、つい感情的になってしまう・・等々、たくさんのコメントが書き込まれました。同じお悩みを抱えている同志が今このZoomで繋がっている、というリアリティを感じます。

そして先生の実体験では、復帰してからのドタバタ生活、かつてワーカホリックだったのに、何も終わらないまま保育園のお迎えの時間になり、何もうまくいかなくて旦那さんに八つ当たりした話など、私たちと変わらないあるあるの話を沢山していただきました。
4人のお子さんを計画的に・・・むしろ戦略的に出産されたというお話でしたが、そうはいっても蓋を開けてみたら現実はままならない事だらけ。そんな中、お子さんが朝「保育園行きたくないなぁ・・」と珍しく言ってくれたのに、そのまま保育園に置いて仕事に行き、先生ご自身も泣いてしまったというエピソードをお話しいただきました。働く親なら誰もが、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。

そのご経験を通じて先生は「それでも頑張らない私は、私ではない」と考えるようになったそうです。そして「自分が心身ともに元気で、自分らしく働いて、人生を楽しんで幸せでないと、子供も幸せではない。だからどうぞ皆さんもそうあってください」というメッセージをいただきました。親が頑張る姿から、子供がわかってくれることもきっとありますよね。

②子育てを通して君島先生が学んだこと

 4人のお子さんは、同じような声かけをし、同じ場所に連れて行き、同じように育てても全く違う性格になったそうです。そこから管理職としての仕事も、メンバーに同じ仕事を与えて、同じ指導をし、同じように面倒を見ても、同じようには育たないという点は同様であると学ばれたとのこと。「ヒトは1人1人違う。それぞれに伸ばすべき素晴らしいところがあり、1人1人が立派なリーダーになってくれるよう育てることで、日本社会を善くしていけるはず」という志にも繋がって行ったとのことです。

③これから両立をするグロービス生に向けての応援メッセージ

「3つあるからこそ、3つとも楽しめる。1つ1つを大事にしてください。」というメッセージをいただきました。
先生ご自身も、勉強だけ、子育てだけ、仕事だけだったら、きっと行き詰まっていたのではと感じているそうです。3つあるからこそ他が楽しめている。そのことを胸に置きつつ、パーフェクトを目指さない、周りにもパーフェクトを求めない。お互い様の精神で、どうぞ肩の力を抜いて進んでいってください、という言葉は、私自身とても勇気をもらいました。日頃頑張っている参加者の皆さんの心にも、きっと刺さったのではないでしょうか。

④参加者の皆様のアンケート

参加者の皆様からイベントアンケートとして頂戴したメッセージを一部ご紹介します。

<参加者からのアンケートに寄せられた感想>
最前線で戦うワーキングママの実体験を詳しく聞けて勉強になりました。良い時間でした。
先生のお話、皆さんの体験など、とても共感できました。

大変だった時期もありながらも前向きにキャリアと子育てを両立されているお話をお伺い出来て、これから復職するにあたって参考になる考え方になりました。

君島先生のバリバリの話しではなく、一人の母として葛藤していること、自分がやってきたこととすごく重なってすごく安心しました。

考えの持ちようで前向きになっていけること、とても上手くやっているように見えている方が実はとても苦労されていたと知れたことは心強かったです!

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先生の50分のご講和は、参加者同士で共感したことなどをチャットに書き込むやり取りの中であっという間に過ぎてしまいました。「わかるわかる!」というこの掛け合いだけで、勇気付けられた方も多かったのではないでしょうか。

私自身、単科性として学び始めた際はまだ子供が0歳で、授乳しながらオンライン授業に出ていたことなどを思い出しました。復職した当時、仕事と子育ての生活は本当に辛く大変で、夜中に寝ている子供の隣で涙が止まらないこともしばしばありました。だからこそ、学びを通じて視野が広がり、自分が少しずつ成長することで救われるような気持ちになったのだと思います。

そういった意味で、「超両立生活」を選んだのは心身のバランスを上手に取るための処世術でもあり、先生がお話しされた「3つあるからこそ3つとも楽しめる」は本当にその通りだなあと心に沁みました。卒業まで大変な生活は続きますが、改めて、大切に楽しんでいく気持ちを持ち続けたいと思います。

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そして次回のイベントのお知らせです。
noteの投稿が遅くなってしまい、7/19のイベント「ファミリーキャリア3」は終了してしまいました・・。7/26のイベント「子どもの食育と自己肯定感」もまさに30分後に開催します。笑
8月は、「くにねぇの新NISA講座」を23日に開催します。お楽しみに!

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