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大企業からGoodpatch Anywhereへ。京都に移住したUXデザイナーの選択の裏側

今回話を聞いたのは、UXデザイナーとしてGoodpatch Anywhere(以下、Anywhere)にジョインする山本晋司。会社員時代にぶつかった壁、それを乗り越えてAnywhereにジョインした今感じていること、Anywhereで得たデザインの新しい常識。その一つ一つを真摯な言葉で語ってくれました。

自由に働くために

高校を卒業後イギリスの大学に進学し、グラフィックデザイン学科でブランドデベロップメントを学びました。

イギリスの学生生活で特に印象的だったことは、One BCというファッションブランドでインターンをした経験です。まだ学生の自分が作ったポストカードが2000部ほど印刷され、「この子が作ったんだよ」とブランドと一緒に紹介してもらえたことはとても大きな自信になりました。

職場の雰囲気も印象的でした。みなさん一生懸命に仕事をするんですが、お昼過ぎになって「What time is it now?」って聞くと「Beer o’clock!」と言ってビールを飲みだしたりして(笑)。そんな姿を近くで見ていて、「こんなに自由でお茶目な人生もあるんだな」と“仕事”の概念が変わりました。

大学を卒業したのちは、帰国し楽天でデザイナーとして働きはじめました。楽天を選んだ理由は、ロンドンキャリアフォーラムで楽天のエコシステムを知ったことです。楽天エコシステムとは、様々なサービスを一つのIDで繋いで、ある種の仮想世界を作り上げるというサービス思想です。他の企業の説明では出会えなかった規模の話だったので、非常に魅了されました。

1年目はWebデザイナー、2年目はWebのUIUX、3年目がアプリのUIUXをやりながら、後半はリードデザイナーを担当してました。4年目には新規アプリを一から作ることも経験しました。楽天での4年間で、本当に幅広い経験をさせていただきました。

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失敗から得た物事を俯瞰する力

楽天時代、大きく2回の成長のタイミングがありました。

1度目は、アプリのデザインをしている時です。その時のPMの方がやりたいと言ったことを全てやらせてくれる方で。それまでやったことがないことでも、時間を割き丁寧にやり方を教えてくれ、任せてもらえる環境でした。アプリのUIに対しても毎日フィードバックをもらっていました。たくさんダメ出しもされて心折れたこともありましたが、そこで間違いなく成長できたと実感しています。

2度目は、失敗に起因する成長です。リードデザイナーの仕事をしていた時に、大きな壁にぶつかりました。
当時は視野が狭く未熟だったため、人とぶつかることが絶えませんでした。自分のデザインに対しておごりがあったんですね。その結果、せっかく手にしたリードデザイナーのタイトルを失ってしまいました。それはもう、本当にショックな出来事でした。

ですが、その失敗から物事を俯瞰することを学びました。人それぞれ見ているものは違うし見え方も違います。自分が正しいと思ったことも、違う人の視点から見ればそれが間違っていたりする。プロジェクト全体を見て、このプロジェクトがゴールを達成するために何をすべきなのかという問いを軸にすると、それまでは見えていなかった部分が見えるようになりました。このときにデザイナーとしての視座がグッと上がったと思います。この物事に対するアプローチはプロジェクトだけではなく、他の仕事や日常生活全てにおいて応用できるもので、重宝してます。

その後、メンターもさせていただきました。そこにもこの学びが大きく活かされました。半年ほどのメンターでしたが、会社を辞めるときにその方から「山本さんのおかげでUIUXが楽しくなりました」と言ってもらえて。その言葉は本当に嬉しかったです。「ああ、ちゃんと成長できていたんだ」と感じることができました。

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フルリモートへの不安はメンバーが払拭してくれた

Anywhereを知ったのは転職活動の最中です。「ここだ」という企業がなかなか見つからなかったある時、面接で「うちには向いてないよ」と言われてしまったので、思わず「じゃあどこが向いていると思いますか?」と尋ねてしまったんです(笑)。そこでAnywhereを勧めてもらったことで存在を知りました。

Anywhereの働き方はこれから主流になっていくと感じ、それを先に学びたいと思ったことが応募の動機です。ちょうど東京の人混みにうんざりして離れたいと思っていたタイミングだったのも理由の一つですが(笑)。残念ながらまだまだ東京にいないとできない仕事が多い中で、Anywhereなら同じクオリティの仕事を東京ではない場所でできることは非常に大きなメリットだと思います。

とは言え、ジョインするかすぐには決められませんでした。ですが、面接で事業責任者のけいたさん(齋藤恵太)に心をグッと掴まれてしまったのです。悔しいですが、「好き!ここでやろう」と決めました。

はじめはフルリモートという仕事スタイルに不安がありました。僕は会社員時代、メッセージするのが苦手だったのです。対面でのコミュニケーション中心のやり方でした。やはり会って話した方がメッセージでは伝わらないことが伝わると信じていたので、直接会えないコミュニケーションというものがとても不安でした。

ビデオ会議でもどうしてもためらってしまってなかなか話すことができないでいましたね。ですが、最初の案件のチームメンバーが話しやすい空気を作ってくれて、徐々に発言ができるようになっていきました。リモートの不安を払拭してくれた最初のチームメンバーには、今でもとても感謝しています。

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Anywhereで学んだデザインワークの新常識

Anywhereには新しいデザインの文化が多くあります。様々なツールを駆使してフルリモートでデザインを生み出していく作業は、リアルの会社ではなかなかできない経験です。

例えば、AnywhereはFigma上でリアルタイムでデザインを進めています。それは中途半端な状態のデザインを人に見られるということでもあります。料理で例えると味付けが完成していない料理を人に見られる、食べられるという感じです(笑)。

さらに、人のデザインを触りながら進めていくやり方も、はじめは他のデザイナーさんが作ったものにプラスしてデザインを作ることに抵抗感を持っていました。しかし、そうやってみんなで一緒にデザインを進めていくことで、一人だと100しか出せなかったものがチームだと120出せるようになるんだということを知っていきました。

それぞれが自分の考えたデザインを一斉に出し合うドリーム会はまさに、100が120になる会です。

初めてAnywhereでドリーム会に参加したときに良いなと思ったところが、まず全員がそれぞれのデザインを褒めあうことでした。そのあとに、「こうしたらもっとよくなるんじゃない?」とか「この人のデザインとこの人のデザインを合わせるともっと良くなるんじゃない?」という提案をします。人って一度認められると、心を開きやすくなりますよね。そういう心理的安全性を生む工夫がありました。

そうやってみんなでデザインを持ち寄ってレビューすると、自分では考えられなかったアイデアがもらえるんです。最終的に、100のものが120まで引き上がった時は最高に気持ちが良く、チームの力を実感できましたね。

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ナレッジ化が文化の基盤を強くする

これから、Anywhereの文化や働き方がスタンダードになって欲しいですし、一番の成功例になって欲しいと思っています。そのために、堅実にトライアンドエラーを繰り返し、起こってしまったエラーに対して、なぜエラーになったのかを明確化しそれが二度と起こらない仕組みづくりをしていきたいです。

エラーだけでなく、良かったことに対しても「なぜ良かったのか」「どうして上手くいったのか」ということを考え、システム化して文化にさらなる基盤ができるのではないかと思います。あらゆる事象に対して、再現性を担保するためのナレッジを蓄積していくことがAnywhereにとって必要なことですし、それを意識してこれからも言語化を続けていきたいと思っています。

僕は「楽しいか否か」が人生においてとても大切なことなのですが、Anywhereの働き方は心から楽しいと言えます。今、2年に1回くらい引っ越したいなという思いもあるのですが、そういう妄想ができるのもAnywhereの働き方があってこそです。今後、絶対この働き方が普通になってくると思いますし、なるべきだとも思っています。

PCさえあればどこにいても大好きなデザインの仕事ができて、生活ができる。こんなに幸せなことはないなと思います。その楽しさをこれからもっと伝播させていきたいです。


Goodpatch Anywhereでは、一緒に「デザインの力を証明する」メンバーを募集しております!インタビューを読んで少しでも気になった方はお気軽にお問い合わせください。