しりとりしかしたくない

 ちょっとインテリジェンスな大人の遊びとかカードゲームとか、もういいです。いや、本当は好きだけど。結局、むっつりスケベが一番幸せなんです。だから、しりとりが至高なんです。あとは、UNOくらいならまだいける。ポーカーは…ギリ。理由としては、そのゲーム自体は好きでも、それを楽しむための知的労働に付随するあれこれがもうしんどくて堪らないから。極端な話、希死念慮が極まると全てにその可能性を見出せるようになるから、単純にルールが多かったり複雑になるほど、想像の余地が倍々で増えていってキツイんです。例えば、細やかで複雑なルールが設定されていれば、それに伴いより細かな身体性や記憶を要することになり、それは必然的に、より具体的な希死念慮が生成されることを意味します。時には、不確定であるはずの未来の時間を、記憶を、支配することになりかねない。私が恐れているのはそういうことなのかもしれない。まあとにかく、ルールそのものを捻らずに、それなのに、偶然生まれた捻りのある答えの面白さみたいなものを楽しんでいきたいお年頃なんだ。

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