見出し画像

【ブックカバーチャレンジ:4/7】東京會舘とわたし

ブックカバーチャレンジ、4回目(1回目2回目3回目

「東京會舘とわたし」作:辻村深月

画像1

東京の皇居のすぐ近くにある「東京會舘」。この建物にかかわる人たちの物語で上(旧館)と下(新館)の2冊仕立て。1作目にちらりと出てきた人が2作目で主人公になっていたりという1作1作ずつ独立しつつも、つながっている連作方式。東京會舘に勤めている人、東京會舘を利用する人、それぞれの人たちのターニングポイントを描いていく。東京會舘ができたころから、戦争前、戦時中、戦後と、様々な逆風にあおられながらも、そこにありつづける東京會舘と、そこに関わる「わたし」の物語。時代を経るごとに変わっていくものもあるが、変わらないものもある。自分にとって大事な場所ってどこだろう、仕事に対して誇りは持てているだろうか、と考える。

ちょうどこの本を読んだ後、たまたまバスでこの辺りを通った。おお!これが東京會舘!とちょっと感動したりした。一度ゆっくり訪ねたいものだ。大きなシャンデリアが見たい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?