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#19 明日に向って撃て!(1969)

1890年代アメリカ西部。
頭が良くて抜け目ないブッチ・キャシディと早撃ちの名手サンダンス・キッドは、強盗団の仲間と共に鉄道の襲撃や銀行強盗を繰り返していた。
しかし、何度も被害に遭った鉄道会社がついに凄腕の追跡隊を雇い、ブッチとサンダンスは執拗に狙われる。
何とか命拾いした2人は、サンダンスの恋人エッタを連れて南米ボリビアへと逃亡する...

映画好きになった原点。
その後、むさぼるように映画を見まくった。
当時はどうしてこんなに、何かを求めて見るのかよくわからなかった。

しかし後年、ある小説家の言葉で腑に落ちた。

小説や映画など物語を求めるのは、人生が一度しかないことへの抗議だと。

ひとつのことを選べば別のことができず、悔しくて、許せなくて、でもどうにもできないから、いろんな人の人生を見て、納得したり、なぐさめたりしている。

映画を見続ける事で、
幸せのかけらを見つけ、
人生が動き出した。

ポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが演じる勝手気ままな、2人の生きざまが美しかった。
しかし、いつかは夢から覚めて、大人にならなければならない。
逃げても逃げても追ってくる追っ手は大人の象徴。
それに対峙したラストシーンは今でも胸が熱くなる。

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