チンパンジー海賊団

カシスソーダ1杯で完全に酔います。僕です。

僕は、他人の目線ばかりが気になるときは、鏡を掃除するようにしています。

鏡に映る自分の姿ばかり気にして、鏡が汚れていることに気が付かないのが嫌だからです。

表面的なものにとらわれたくはないものです。だってそんなの、不健康でしょう?

お酒の席でしか大切な話ができない人たちは、普段表面的なものにとらわれている反動で、それを開放できる場を求めて飲み会を愛しているように思います。

お酒が入らないと、踏み込んだ話や腹を割った話ができない人にはなりたくないですね。理性を失わないとできないコミュニケーション、、、チンパンジーなのかな、、、。

いつも思いますが、「お酒をある程度飲めるようにならないと1人前じゃない」とか、「お酒が強いのは正義だ」みたいな風潮は何なんですかね。海賊かなんかなのかな。きっと樽で酒飲んでる。

母方の家系が料理人の家系で、めちゃくちゃ飲みます。ちょっと引くくらいに。兄は帰省すると1週間くらい毎日飲んで歩いています。彼が言うには「そういうもんだよ。社会人って。」らしいです。多分彼はチンパンジーです。

あ、誤解を招かないために言っておくと、兄とはかなり仲がいいです。

少し前に、母方の家系の付き合いでご飯に誘われました。時間は昼でしたから、普通にご飯を食べるだけかなと思っていました。ですが、いざ会が始まったら、普通に飲み始めるわけです。僕は察しました。「あっ、これはチンパンジーの海賊団だ、、、」って。

僕は劇的にお酒が弱く、すぐに体調が悪くなってしまうし、頭も回らなくなってしまうので、極力控えたいところがあります。加えて次の日にテストを控えていました。危機的状況です。

それは兄も当然知っていて、お酒を注文した段階で皆さんに説明もしました。ですが、なんでか平然と、頼んでもいないお酒を強引に飲ませてくるわけです。一軒目の焼き肉屋さんだけで終わるはずだった食事会は結局4軒目まで続きました。あの同調圧力はすごかったです。目に見えましたもん。圧力が。紛れもなくサル科の形をしていました。

そんなこんなでかなり飲まされ、満身創痍です。

さすがに次の日のこともあるので(遅刻なんてしたら最悪ですからね)皆さんより一足先に席を立ちました(少し強引に)。

その直前にある人に言われたことがずっと心につっかえています。


「赤門に通っているわけでもないのにそんなに勉強してどうすんだ?大学生なんだから、もっと遊べよ。もっと飲んでけよ。」


??????????????ってなりました。

突っ込みどころ満載ですね。いい年した大人とは思えません。彼は紛れもなくチンパンジーでした。多分チンパンジー海賊団の船長です。一番のチンパンジーです。すごい。

ということは、東大以外の大学は勉強しなくていいんですかね。控えめに言って日本終わりますよね。そりゃあ海に出るしかないわけだ。

大学生は遊ぶのが本分だと思っているんですかね。高い学費払って親に苦労させて、遊べってことなのでしょうか。いろいろな経験をすることは大切だと思いますが、あくまで、しっかりと勉強しているというのが前提ですし、遊ぶこと以外の経験も尊いものだと思うのですが、違うのでしょうかね。きっと違うんですね。彼らの世界では。すごい世界だ。

実際は文面通りの意味ではないのでしょう。きっと、「どうせ大したことない大学で、このまま卒業してもテキトーな会社に入ってテキトーな人生を送るだけなんだから、勉強なんかしてないで遊べよ。このまま帰ったら雰囲気悪くなるだろふざけんなよ、おれはもっと楽しみたいんだ。」って感じなんでしょうね。

ちなみに僕の通っている大学のことをほとんど知らない&僕の行くであろう業界の知識が全くない&僕の学校での成績や作品の評価を知らないの3コンボかました上での発言です。

ここで不愉快なのが、僕の可能性を否定したうえでの言葉だということです。彼のどうしようもなかったであろう人生と僕の人生を重ねるのはやめていただきたいですね。僕はチンパンジーにはなりたくないから。

この件以降、この方はこういう大人にはなりたくないランキング堂々の1位に輝いておられます。おめでたい。

アルコールを強要することはよくないことだという社会的風潮が盛り上がってきているのは非常に良いことだと思います。アルコールなんて、好きな人は好きなように楽しめればいいのですから。

ですが、まだまだ、お酒を断ることにハードルはあるなと思います。チンパンジー海賊団による同調圧力はすごいものがありますから。

ちなみに僕はお酒自体が嫌いなわけではないです。自分のペースで好きなお酒を飲むのは好きです。チンパンジー海賊団飲み会が嫌いなだけです。とても人とは思えない様相ではしゃぎますからね。彼ら。


最近はかなり堂々と断れるようになってきました。いい傾向です。鏡を掃除するのと同じような感覚で、自分の表面だけにとらわれないでいれています。

飲み会は気心知れた友人たちとだけでいいです。接待とかをすることも今後なさそうだし。アルコールが入らないとできない話なんて、僕にはないので。

最後になりますが、ちょっとネガティブな内容になってしまったのでお詫びのような形で写真を1枚置いていきます。

ではまた。僕でした。

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