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土中の水と空気を循環させる。

雨で平日開催となって、念願だった高田宏臣さんのWSに参加できた。
いつも人気で、あっという間に定員いっぱいになってしまうので。、なかなか参加できなかったのだ。

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高田宏臣さんは、「土中環境」」という本を最近出された。

重機とコンクリートが普及する前の、先人の知恵を紹介している。
治水などの土木工事、里山の暮らしは、水をいかにコントロールしていくかを工夫している。

今は重機で山を削り、コンクリートで固めている。
自然と共生するのではなく、チカラでむりやり抑え込む手法なので、イタチごっこしながらどんどん大規模化している状態。
今後は人口が減り、インフラ維持が難しくなるので、いかに小さなチカラでつきあっていくのかを考える転換期なのだと思う。

ひとりひとりが小さく始めることもたくさんある。
畑作業でも、庭仕事でも、適切に手を入れていくことでみるみる植物や空気の流れが変わっていくのを体感できるのだ。

まずはいろんなひとが土中環境のことを知って、公共工事をも変えるチカラになるといい。

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今回のテーマは「土に還る浄化槽」。
浄化槽で処理した水を下水に流すのではなく、土に浸透させて循環させるしくみ。
水と空気が土中で循環する動きを作れれば、浄化槽からの排水も、さらにきれいにしながら土の中へ染み込ませることができる。
白丸の排水に問題アリだったので、ちょうど求めていた内容だった。


土中に空気と水を循環させるポイント

土中の水をどうコントロールしていくのか。
水は大地に戻す。
土中に溜めない。

循環を促すポイントはみっつ。
 ①すき間を作る
 ②下へ向かう動きを作る
 ③横へ動かす

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