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2024 2月号 チームドクターというお仕事

さあ皆さま2月も中旬となり春の兆しを感じてきましたね!

さて、前回「リングドクター」という大会側のスポーツドクター活動に関するお話をさせて頂きましたが、今回は「チームドクター」と呼ばれるチームや選手側のスポーツドクターの世界を紹介させていただきます!

よく「チームドクターって何をしているんですか?」と聞かれます。きっとお相手は分かりやすいシンプルな答えを待っているんだと思うのですが、なかなかそれを一言で表現する事が難しくていつも言葉に詰まってしまします。

色々な業務があるけれどそれを一つ一つ説明していたらキリがないし、、どこから説明したらいいだろう。。わかりやすいのはどれだろう??うーん。と考えごにょごにょと漠然とした回答になり、たぶん聞いてくださった方も理解できないまま終わっている気がしますし、自分としても誇りをもってやっているこの仕事をうまく説明できずにモヤモヤとしていました。
ということで「よし、一言で表現できないならまとめてみよう!」と思い今回まとめてみました。

皆様は「チームドクター」そう聞いてどのようなことを思い浮かべるでしょうか?
試合について行ってグランドの脇にいるドクター。病院でスポーツ選手を診ているドクター。どちらも間違いはありません。ただそれはチームドクターとしての仕事の中で外から見えるわずかな一面にすぎません。

大きく分けるとチームドクターの活動場所はこの三つだと思います。
1)病院
2)スポーツ現場
3)遠隔

それではチームドクターのお仕事について紹介ツアーを開始しますのでお付き合いいただければと思います。まずは目に見えるとことから行きましょうか。

1)病院
ご存じのごとく病院で選手たちを診療していますね、それは皆さんが見えている通りなのですがその裏側に様々な背景があるのです。おもに病院で診察をしているときのパターンは以下のものがあると思います。順を追って説明いたします。

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