サウナで肌活!キレイな肌はサウナで作れる♪

全世界34億人の女性のみなさま、こんにちは。

みなさまは日々「美」の向上のため、大変なご苦労をされていると思います。洗顔、化粧水、保湿、パック、紫外線防止などなどお金と時間をかけ、努力されていると想像しますが、サウナに入るだけで美肌が作れると知ったらどうしましょう?

サウナに入らない手はないですよね!

ではなぜサウナに入ることで
美肌になるのか説明して行きましょう♪

まずは、肌の構造から。

○ 肌は3層でできている

肌は、外側から順に、表皮、真皮、皮下組織が
ミルフィーユのように層状に重なっています。

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表皮は肌が日焼けで黒くなる原因の「メラニン」を作る
メラノサイトなどがあります。毛細血管もあります
そのため、サウナに入って血流が良くなると「あまみ」と呼ばれる
毛細血管の網目模様が見えるようになります。

その下の真皮には有名な「コラーゲン」などのたんぱく質があります。
主に肌の弾力を保つ働きがあります。

またここには血管があり、太い動静脈とつながっています。
真皮にある血管が主に体温調節にかかわり、暑くなると広がり、
寒いと縮まります。

皮下組織は主に脂肪で出来ていて、クッションの働きをしています。また、断熱・保温の作用もあります。

~参照~ 
花王 スキンケアナビ 肌の基礎知識
https://www.kao.com/jp/skincare/skin/

○ サウナで美肌になる理由

肌の構造を知っていただいた後はなぜサウナで美肌になるのか?を
ご説明します。

肌は基本的にたんぱく質でできています。肌のたんぱく質がしっかりと作られることが美肌にとって、とても大切です。また、壊れたたんぱく質を掃除することも必要です。

栄養を持ってきたり、ゴミを掃除してくれるのは血液の働きです。

血流がよければ、十分な栄養も届きますし、ゴミも溜めることなく
持っていってくれます。冷えも血流の悪さが問題であることが多いです。

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血流を良くするには様々な方法がありますが、入浴やサウナで身体を温めるというのは運動と違い辛くもなく、むしろ気持ちよさが伴うのでとても効果的だと思います。

では、その働きはサウナでどう変わるのか?をご説明します。

○ サウナでも増えるHSP

サウナの科学的な根拠を調べようと様々な論文を読んでいたら、
HSP(Heat shock protein)「熱ショックたんぱく質」という
たんぱく質があること知りました。

HSPはは細胞が熱、化学物質、虚血などのストレスにさらされた際に発現が上昇して細胞を保護するタンパク質の一群であり、細胞や個体が平常温度より5~10℃程度高い温度変化を急激に受けたとき、合成が誘導されるタンパク質群の総称です。

HSPの生理作用は
生体防御作用、特にストレス防御作用
免疫増強作用
抗炎症作用

が認められています。

HSPは壊れたタンパク質を直したり、直せないものは分解したりし身体を良い方向にしてくれます。免疫を司るナチュラルキラー細胞の数や活性を高めたり、キラーT細胞の手助けをしたりします。

またタンパク質を作り出す際にちゃんと作られているかどうか寄り添います。(分子シャペロン作用といいます)

そんな素晴らしい作用を持つHSPをサウナに入ってどんどん増やせば、
美肌になっちゃうよ!という理屈です。

○ HSP加温健康法 

*心臓病など持病のある方は医師と相談の上行って下さい。

HSPを増やす条件は
① 体温が38℃を越える
② その状態を10~15分保つ(保温する)ことが必要です。

入浴法は通常通り湯船に浸かり、体温を38℃に上げます。
浸かる時間の目安は右の通りです。

お湯の温度42℃・・・10分浸かる
お湯の温度41℃・・・15分浸かる
お湯の温度40℃・・・20分浸かる
(半身浴の場合は3~5分長く)

入浴剤を使用すると浸かる時間は少なくなります。
お湯の温度40℃・・・15分浸かる

サウナの場合はサウナ→休憩を3回繰り返すことで、体温が38℃に
なるとの論文があります。ドライサウナよりもミストサウナの方が体温が
上がるのは早いです。

サウナでの深部体温の変化

ウエットサウナは2回、ドライサウナは3回で体温38℃を越える。

保温の方法は身体を拭き、下着やバスローブなどで冷えないようにし、
27℃位の室温で10~15分休憩します。
その際水分補給をしますが、冷たい飲み物ではなく、
生姜入りの紅茶などの温かい飲み物を飲んでください。

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大量に汗をかくので、500ml位は飲んでください。
そのまま浴室で保温してもOKです。冷房の聞いた部屋に駆け込まないようご注意下さい。
最後に汗をかいているので、かけ湯をしたりして着替えて下さい。
以上でHSPが増えているはずです。

○ 草加健康センターでのHSP爆上げ法

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草加健康センターのサウナはサウナに入る方からは「聖地」と呼ばれており、素晴らしいサウナの環境がスタッフの皆様のおかげで保たれています。
このような素晴らしいサウナを使わない手はありません。

① まずは身体を洗い、身を清めます。
② サウナ室に入ります。女性の場合ミストサウナでもドライサウナでも好きな方に入って下さい。
③ 心拍数を数え、通常時の2倍くらいになったらサウナ室から出ます。(無理は禁物です!!!)
④ ご褒美の水風呂へ。水風呂が苦手な方は入らなくてもOKです。
⑤ 身体の水分を拭きイスに座って休憩します。目安は心拍数が通常に戻ったか寒さを感じるくらいまでです。
⑥ ②~⑤を3回ほど繰り返します。各セットごとに必ず水分補給をして下さい。
⑦ 休憩後、もう一度サウナに入り身体を温めます。これで体温は38℃になっていると思います。
⑧ 保温します。草津の湯に半身浴で10~15分入ります。暑すぎたら少し出ても大丈夫です。
⑨ 身体を拭いて着替えましょう。以上で終了です。

個人の感覚ですが、いつまでも温かさが身体に残り、よく眠れますし、
翌日はお肌の調子がとてもよいです。


お肌は約2ヶ月で入れ替わりますので、上記の入浴法を週2~3回、2ヶ月続けると効果が分かると思います。


くれぐれも無理せずハッピーなサウナライフを楽しんで
美肌になって下さい♪ 皆様の参考になれば幸いです!

参考文献
Bruce Albets 他:細胞の分子生物学第5版 ニュートンプレス 2010年
今堀和友 他:生化学辞典第4版 東京化学同人 2007年
村松正實 他:分子細胞生物学辞典第2版 東京化学同人 2008年
伊藤要子:ヒートショックプロテイン加温健康法 法研 平成25年
加藤容崇:医者が教えるサウナの教科書 ダイヤモンド社 2020年

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