【自己準備】中級編コラム：自分の魅力を見つける方法

自分自身の魅力を発見するためには、まずライバルたちの強みや弱みを把握する必要があります。そこでお勧めしたいのが市場調査です。

早速、マッチングアプリやSNSで、とにかくたくさんのプロフィールを読み込んでみましょう。そうすることで、どんなアピールが素敵なのか、あるいは滑っているのかに気づくはずです。

恋愛市場を勝ち抜くには、周囲を「出し抜く姿勢」も非常に有効な戦略となります。ただ、令和の時代は、そんな過酷な競争原理に苦手意識を持つ人も多いかもしれません。

たしかに、恋愛の厳しい側面として「他と比べられる」という現実があります。本人が望む/望まないにかかわらず、個々の魅力に応じて暗黙のランキングがつき、無情にも競争の激しい市場原理が働きます。

人間に優劣が決まってしまうことは、非常に悲しいことでもあります。

誰かよりも劣っている、その事実を受け入れることは、特に若い頃は耐え難いというのもよく分かります。しかも「あの人を好きになる」とは、イコール「あの人以外を好きにならない」という「差別」の行為に他なりません。

この競争や差別に「選ばれなかった側」は、深く傷つくことにもなります。

だからこそ、悔しさをバネに自分磨きの努力をするのは一つの手でしょう。しかし一方で「そんな不完全な自分自身を受け入れる」という選択肢も残されていることは、知っておいて損はないと思います。

不完全な自分を受け入れ愛せたら、きっと不完全な誰かのことも受け入れ愛せるはずです。そうなったら、今度はその不完全な誰かさんも同様に、きっと不完全なあなたのことを受け入れ愛してくれることでしょう。

だって、「お互い様」なのですから。

本質的には、強みも弱みも、実のところは表裏一体の単なる「特徴」にすぎません。ピンと来ませんか？それでは単純明快に説明してみましょう。

「凸」を見てどう思いますか？

「凸は飛び出ていて便利そう」と思う人もいれば、
「凸は飛び出ていて邪魔くさそう」と思う人もいます。

そう、デッパリの部分が役立つかどうかは「シチュエーションによる」にすぎません。価値を決めているのは、あなた自身の「先入観」です。

明るい人は素敵ですか？でも、ウザくないですか？
大人しい人はダメですか？でも、優しそうで癒されませんか？

SDGsやダイバーシティの意識が広がるにつれ、いろいろな個性が肯定されていく時代です。まずはあなたがあなた自身を肯定してみませんか？

そうすればきっと、周囲の人すべてを肯定できるようになっていくでしょう。その時、自分は魅力的な人たちに囲まれていたのだとも気づけます。

そして、その中にこそ、まだ誰にも見つかっていない『ダイヤの原石』のような将来のパートナー候補が埋もれ、隠れているかもしれませんよ。

繰り返しますが、市場調査を通じて自分の強みや弱みを把握し、自己の価値を見極めることは非常に大切です。

でも、それだけで終わるのではなく、「弱み」の扱い方を習得しておくことが、恋愛も、人生も、抜群に上手くいくための究極奥義でもあるのです。

そもそも、現代社会は、他人のミスや弱点を責め立てるばかりのギスギスした人間が大多数の暗い世の中です。そんな中で、他人の弱みを許し受け入れられる存在は、圧倒的に輝いて見えること、間違いなしでしょう。

じゃあ、その「他人を許せる強さ」を持つためにはどうしたらよいのか。その答えは「自分を許す力を磨くこと」に他ならないのです。