「頑張ってきたんだよね」の一言で

シンガーソングライター、作詞・作曲家の後藤大です。

花森はなさんの「息子が学校に行けなくなった理由」という漫画エッセイを読んで泣いてしまいました。

https://twitter.com/i/events/1133637043903270912

とあることをきっかけに息子が学校に行きたくないと泣きわめくようになる。それを何とか支えようと花森さんは先生と面談をしたり精神科に通ったり、息子の話を聞いたり、一緒に学校に行ったりするんですね。

その中で上手くいくこともあるんですけど、努力や試行錯誤が裏目に出ることもあって、周りの人たちからもどこかズレた答えや、見えている結果だけで評価を受けるんです。

進もうとしていると必ず失敗をする。よくなる時もあれば迷路に入ってしまってマイナスになることもある。停滞や後退しているのは自分が一番良く解っていて、そのせいで傷つく人もいるのも解っている。結果でしか示せない場面がたくさんある。

「頑張ってきたんだよね」の一言で救われたりまた歩き出せるのに、その一言だけがもらえなかったりする。そんなとき、ありますよね。過程って基本的には見られないから。成果が出ていない時はなおさら。


ちょうど僕が今そういう状況で、同じような気持ちの人がいないかTwitterで検索をしたらたまたまこの漫画を見つけたんです。花森さんが苦しみながらも何とか現状を良くしようとする姿に、自分の過程を抱きしめてもらえた気がして涙が出て、涙と一緒に心のつかえも少し出ていきました。

気持ちが中々向かずに時間も遅くなってしまったけど、このエピソードに助けてもらって、僕も歌でそんな時間をつくるぞと配信に向かえました。

僕らは違う人間だからすれ違ったりぶつかったり孤独になる。でもどこかに同じような気持ちの人がいる。そういう希望を歌を通して少しでも見ていきたいです。


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