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五島の青果を大阪で売る方法3
桜開花前線の順番で青果が出荷されるなら、その逆で出荷止まっていく青果があります。
例えば、冬に「にんにく」を大阪のスーパーで販売されているのは北海道または青森県です。
夏の倍以上の値段が付いている事が多々あります。
ちなみに、その隣で中国産「にんにく」半値以下で販売されています。
理由は冬に「にんにく」が供給できるのが、北海道、青森県ぐらいです。
インターネット販売も近い状況です。
五島の農家さんにも「にんにく」が作れないか相談しても、無理でした。
五島で唯一、年中出荷できる青果があります。
それは「きゅうり」です。
しかし、「きゅうり」は五島つばき商店の近所の100円ローソンさんで石川県産、3本100円税別もたまに出てきます。
これは五島で販売している「きゅうり」より安いです。
勝負にならないです。
同じ「きゅうり」でも「加賀太きゅうり」で試す事になりました。
この話を奈良の農家さんにすると「加賀太きゅうり」を教えて頂き、種をもらいました。
「加賀太きゅうり」は石川県発祥の伝統野菜の一つです。
果肉は厚いがやわらかく、食味、「日持ち」が良いです。
酢の物、マリネ、瓜のように煮込みなどの料理に合います。
2020年、東京の豊洲市場で5kg、3280円税込みの値段が付いています。
夏場は石川県はもちろん、奈良県なども「加賀太きゅうり」を出荷するので、本当の勝負は冬場です。
2020年2月に五島の農家さん達に「加賀太きゅうり」の種をお渡し、五島きくに農園さんが作ってくれました。
トップの画像は試作で作って頂いた「加賀太きゅうり」です。
年間平均気温が高めの五島なら1年間、特に冬場でも出荷できれば、高値で販売できるかもしれません。
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