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SUP体験と遊び〜学習トラウマの克服

先日、海に遊びに行って初めてSUPに挑戦してきたんですが、これが本当に楽しくて!以前の私だったら、こんなふうに心から楽しむことができなかったんじゃないかなって思います。というのも、私には「学習トラウマ」があったんです。

学習トラウマと遊ぶことへの怖さ

幼い頃から、私は人と同じようにできないことに強いストレスを感じていました。一生懸命やっていても気がつくとみんなと同じスピードでできないので、保育園のころから気がつくといつも1人遅れていて、先生になにか言われたり、1人でぽつんと残って終わらせるみたいな場面が日常でした。

だから、大人になってからも、みんなと一緒に何かを学ぶときに、他の人よりも遅れをとってしまうのではないかといつも緊張して、遊びや学びの場で心から楽しむことができなかったんです。せっかく遊びに来たのに、気がつけば、他の人よりも進みが遅い自分に自己嫌悪を感じたり、焦って惨めな気分になったりと、1人で追い込まれていることが多かったです。

遊ぶことは本来楽しいはずなのに、なぜ?

私たちの中には「遊ぶこと」に対して抵抗や恐怖を感じるパーツが存在することがあります。特に、トラウマがあると、その感情は一層強くなります。私の場合、人と同じスピードで集中してものごとをこなすことが難しかったため、それが学習トラウマとして私の人生に大きな影響を与えていました。

IFS(内的家族システム)を学ぶことで、こうした学習トラウマにまつわるパーツや、遊びに対する恐れや抵抗を感じているパーツたちとこの数年向き合ってきました。

SUP体験を通じた変化

先日、SUPを初めて体験したとき、最初は少し緊張しながら「自分がみんなと同じようにできなくてもいい」「失敗しても大丈夫」と自然に思えて、穏やかな気持ちでむしろワクワクとチャレンジできました。これは自分の中のダメ出しをするパーツや人と比較するパーツが、リラックスして見守ってくれるようになったおかげです。

そして、代わりにSUPを楽しむ無邪気な子供のパーツやクリエイティブなパーツが自由に出て来れるようになりました。

今回は、必死にがんばったり、焦ったりすることなく、自分のペースで楽しむことができ、子供のように無邪気になれる自分を心から満喫。あ〜遊ぶってこんな感じなんだ〜。あ〜楽しいなぁ〜と心から思えたのでした。

パーツとの対話の重要性

遊びや学びの場で「楽しめない」「ついていけない」と感じることがあれば、まずは自分の中にいるさまざまなパーツと対話をしてみてください。例えば、「みんなと同じようにできない」という不安が現れたとき、そのパーツに「ありがとう、私が置いてけぼりにならないように守ってくれて。でも今は、大丈夫だよ。楽しむことを優先しよう」と優しく語りかけてみてください。

IFSのパーツワークを試してみよう

IFSのパーツワークを通じて、自分自身と対話をし、心の中にあるパーツたちを理解し、ケアしてあげることで、遊びや学びの時間がもっと豊かで楽しいものになります。私のように、学習トラウマが原因で遊びを楽しめなかった方にも、少しずつ、パーツと対話しながら、なにが心配なのか、パーツが恐れていることやパーツの気がかりを受け止めながら、パーツを安心させてあげて、安全に遊べる方法を探してみてくださいね。

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