書店員でも稼げる仕組みを作るには?

スタンダードブックストアの中川さんが、幻冬舎編集者の箕輪厚介さんが発行する書店員向けのメルマガの中で、
「誤解されるかもしれないけど、儲かることをしたいですね。儲かって、会社、スタッフ、お客様に還元したい」
と話していて、この意見には全くの同意で、
「書店員楽しいけど、給料安いよね」と半ば諦めるのではなく、
「今は安いかもしんないけど、これだったら給料上がるかもしれない」
と常々考えながら、そういう書店を目指したいという欲はある。
もちろん億万長者を目指すなんて大きな事ではなく、
海外旅行に行けるようになるとか、
アンティークトイを買うとか、
アート作品を買ってみたいとか、
住む場所を少し広くしたいとか、そんな感じのレベルで。
完全にスタート地点は個人の願望です。笑

これからの実店舗運営の場合、場に人が集まると同時に人に対して人が集まる時代が来ているのは間違いないと思う。
そんな中で、スタッフ全員同じ給料という事から脱して、より個人の評価を明確にできるような仕組みが何か作れないかというのを、ずっと考えてるわけです。

その中にインセンティブ報酬というのがあります。
今の時代、在庫をデータで管理するのは珍しい事ではなくて、この本はこの書棚にある、というように在庫と置き場所がデータで紐づけられています。
これを応用してスタッフ1人に1つの棚を担当してもらい、この棚はこのスタッフが仕入販売していますというようにしておけば、個人個人の評価が判断しやすくなります。
それで毎月なり成果を発表し、スタッフに競争意識を持ってもらい、年に1回に総まとめとして、この結果をボーナス査定に反映させてはどうだろう?
というのがまず一つ。
実棚の実績だけでなく、SNS等の実績も効果判定に加えると、より今の時代に沿った形になるのではと思います。

また店舗で開催するイベントも責任者を決めておき、イベントで発生した収益の何パーセントかを特別報酬として付与するのも有りではないでしょうか?
そうすれば本を売るだけにとどまらず、関連する雑貨を仕入れたり、イベント自体に参加費用を設けたり、飲食物を提供したりして、イベント全体での売上を上げようと知恵を絞り始めるはずです。
こちらは毎月の給与に上乗せる形にすれば、イベントを積極的に行っていきたいという流れになり、店舗を活気付ける効果があるのではと思います。

上記に書き出したものは単純にアイデアベースなので、他に解決しなければならない問題も含んでいますので、今すぐにどうこうできるものでもありませんが、こういった大胆な人事制度が導入できれば、書店員に更にスポットが当たる事になり、名実ともに憧れの職業となる未来がくるような気がします。

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