五月二十六日、個人的な相方。

世界の皆様、私は触れさせない領域を持ってる。だから勝手に見るな、勝手に触るな、勝手に納得するな。領域同士がぶつかり合うと形が変わる。私の持ってる好きの形が変わる。

だから、何も擦れ合わないで欲しい。こっちもなるべくそうしてるから。でも、誰か触って欲しい、この冷め切った体内の奥にある空洞を、埋めて欲しい。お互いの領域が擦れ合っても形が変わらないように、重なり合うように、そっと。

もう、高望みなんてしない。誰かに埋めてもらおうなんて思わないから、せめて誰も荒波を立てないで。自分で埋めるから、頑張って。

淡々と、時間が過ぎて欲しい。そして、消えないで欲しい、変わらぬ関係を。

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