五月三〇日、育む
別れるべきって特殊なケースを除いて、考える必要がないことだと思う。特に二十代前半なら。
結婚を前提にとか、目的が決まってるならいいけど、若い時の恋愛って目的なんてないじゃん。
暴力、浮気、金銭面の特殊な問題があるなら話は変わるけど、そんな完璧な恋愛なんて若い時から求めてないじゃん。だから、別れるべきなんて考える必要ないと思う。
一旦自分の私生活を考えてみてほしい。
〇〇するべきって自分が考えたこと、どれだけできているか。朝早いから、早く寝るべき。早く寝るために数時間前からスマホは触るべきでない。外食はお金の無駄だから避けるべき。お菓子は太るからやめるべき。
どれぐらい自分ができているかを考えた時、完璧にできている人なんてほとんどいないと思う。それは相手も同じで、そのできてないとこばかりを数えていたら嫌になるし、それで別れるのは、あなたもでしょ?って、お門違いな話だと思う。
じゃぁ、何を求めて恋愛をするのかって話になってくるんだけど、それは完璧じゃなくて、相手を成長させることだと思う。
ダメなところは直してとちゃんと言った方がいい。
言葉では簡単に言えるけど、そもそも話を聞いてくれなかったり、最悪の場合喧嘩して結局話し合いができないから、言わない方が楽、丸く治るのはわかる。それでも直させた方がいい。
もしここで諦めたら、ただこねる赤ちゃんみたいに、気づいたら泣けばお菓子を買ってくれるみたいなモンスターが出来上がる。
別れるべきかなより、付き合うべきなんだよ。
もはや別れる選択の方が楽まである。でも、結局どこかしらで恋愛をするなら必ず相手を育てるという気持ちがないと同じことを繰り返す。
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