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2024穀雨日記

藤が咲いた。すぐに散ってしまうだろうけど。

週末は依頼があった機会に久しぶりに制作をして、夕方カフェに行った。店長とも友人とも久しぶりに会ったものだからしこたま機嫌よく飲み、棚にある派手な酒瓶を「あれなに?」と指すと中国人のお客さんからの贈答品であるという。高級な白酒とのことで、ご相伴にあずかった。ソーダ割にすると香りが立ってかなり美味いことが判明。高級白酒なんて自分ではなかなか買わないから、貴重な機会となった。

友人たちに台湾土産を渡す機会に大阪へ。ちょっと早く着いておいて、YCでモーニングを食べた。休日にモーニングを摂る特別感のためなら、早起きだって苦ではない。阪急の中で開く文庫本も休日の特別感。春樹を読んでいるのだからとレイモンド・カーヴァーに手を出したはいいけれど、わたしみたいな中途半端な読者にとって、村上春樹のルーツを知ることは必ずしも正しくないのかもしれない。中身も憂鬱だし。
それから友人たちと合流して、久しぶりにIKEAで買い物をした。新生活を張り切るために日用品を買い回った。

本業界隈でちょっと大きなニュースがあり、仕事にも身が入る。企画書を作るのが楽しいフェーズにあったが、プレゼンしたら見事に地雷だった。また一から考え直すしかない。そうこうしている間に別の案件も動き出してしまった。転職して早くも3週間、もともとの起床時間から2時間早い生活をがんばっているけれど、ちょっと辛くなってきた。どうしてもお弁当を作りたくない日はパン屋へ逃げている。しかし退勤後もかなり疲れがきていて、洗濯ができれば上出来といった日々、平日は生活を立て直すのが難しいと感じる。

会社の人たちにGWの予定は?などと訊かれてようやく連休の日程を把握するしまつ。予定を立てる余裕もなかったけれど、どうせなら無理やり帰省などはせず、しっかりと休息し、やるべきことをやるために生活の立て直しにあてることにした。春休みにすっきりと片づけていたベランダで朝食をとり、数日かけて衣替えを進め、クローゼットを整理し、職場の夏服を買い、冬用ラグを干して夏物に取替え、掃除機をかけ、買い替えた日用品を配置し、食品の買い出しと作り置きをした。夕方にもベランダに出てビールを飲んだ。模様替えまでやってのけ、ここまでやってようやくひと心地ついた。火災保険を更新し、定期券の更新にも行った。よくやったと思う。基本的に一人で過ごし、人に会うのは気分転換くらいでちょうどいい。なんとなくこの割合で研ぎ澄まされる種類の精神がある。十のインプットと一のアウトプット。
部屋が整ったら制作の方にも本腰入れられる気がした。文学フリマの東京会場に初出店するので、何かしら配布できるものをこしらえておきたかったのだ。

夕方早めからビールを飲むならベランダに出る

職場では健康診断があった。問診票に6年前の日付の履歴が載っていて、どうやら以前所属していた事業所で使っていた健診センターとたまたま同じだったみたい。比較すると、どうやら当時から9mm伸びたよう。4年くらい前から定期的に整体に通っているから、節々が伸びたのかもしれぬ。

それから、初めて給料が入ったので、今後の仕事にも役立つだろうとみんぱくのミュージアム会員になってみた。天気がよく、ピクニック目的で混み合う親子連れをかき分けるように万博公園をつっきった。万博公園自体が初めてなら、太陽の塔を生で見たのも初めて。

モノレールで行けると知って浮き立った。前の日記で六甲アイランドに行ったときにも書いたけど、どうやらモノレールが好きみたいです。京都にないからかな?モノレール・チャンスがあれば逃したくない。
何百年か後の考古学者を悩ませるだろうか

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京都での気ままな暮らしを綴っています。日記ですが、毎日書けないので二十四節気ごと、つまり約15日ごとにつけています。それで「二十四節記」と…

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