7年間勤めた会社でメンタル病んでHSP自覚して会社辞めて人生2周目を歩くことにした(3)

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HSP、という言葉はだいぶ浸透してきているように思います。私は「凪のお暇」を読んでいてめちゃめちゃ共感して、凪ちゃんのような感性の人をHSPと呼ぶらしい、ということで知りました。

ちなみに私はスコア80くらい、軽〜中程度のHSPです。内向的でやたら心配性、といった感じです。HSPの本やYouTubeのチャンネルなど色々見ました。

自分はこういう感性を持っている。それは異常ではなく誰にでもあるものだし、決して悪いことではない、と判ると少し気分が落ち着きました。

とはいえ。じゃあこの生きづらい現状をどうしたら良いのか？周りの目が気になっていつも不安、仕事できない自分が嫌いになる、どこにも居場所がない私はこの先どう生きていけばいいのか？

友人に相談して、色々話しました。

自分はどうしたいのか、どうなりたいのか？

みんなが心穏やかであってほしい。そうしたら私も心穏やかでいられる。自分をダメな奴だと思いたくない。生きててすいません、なんて思いたくない。

と。当時は確かこんな事を言っていました。

そして今の会社では私が「良い感じの自分(ダメじゃない自分)」になれる未来が見えない。みんな心穏やかでいてほしい、と思うけど私ひとりの力で変えられる問題ではない。

過去と他人は変えられない、未来と自分は変えられる、てよく耳にする言葉です。実際にそうでした。なので、私は私が心穏やかでいるために、これ以上自分を嫌いにならないために、会社をやめることにしました。

鍼灸師の学校に通うことにした理由は、当時肩コリを治したくて通った鍼灸院の先生と話しているうちに「あれ、なんかストレスで死にそうだった気分が落ち着いたかも」と思ったのがきっかけでした。

見ず知らずの誰かに「実は会社めっちゃつらくて〜〜」と話すだけでも結構心が軽くなるんだな、と。私のように生きるのがしんどくて明日が憂鬱でたまらない人たちは沢山いる。その人たちがほんの少しでも心が軽くなるように、私が手伝えたら良いな、と思いました。

この歳になっていまさら学校に通うのか？とも思ったし、お金もめちゃめちゃかかって戸惑ったけど、少なくとも会社にいるよりマシな人生を歩めると思えました。多分私が初めて自分で考えて決めたことだったかもしれないです。

相談に乗ってもらってた友人にはいつも

「『自分は』どうしたいかを最優先に考えて」

と言われてきました。今も言われてます。

HSPの人はだいたいお人好しで、誰かのために生きがちで、それで良いと思ってるんですけど、ほぼみんなそのせいで自分を苦しめていると思います。まず何より自分を大事に。その上で人に優しさを与えられるなら、相手も自分もハッピーになれるはずです。

「逃げる」「離れる」という選択肢を悪いことだと思わないでほしいです。

周りから色んな事言われるかもしれません、でも自分が「逃げるっきゃない」と思ったらそれが絶対です。

生きてる限りいくらでも人生やり直せます。お金がなかったら役所が相談に乗ってくれます。ハローワークでは仕事探しのサポートをしてくれるのはもちろん、カウンセリングなど、立ち上がるのを手伝ってくれる人たちもいます。

自分の未来を諦めないでください。自分ひとりで耐えて頑張ればいいや、と思わないでください。頑張るあなた、私たちは素敵だけど、自分を犠牲にすることがないように。

私の出来事をまとめただけの記事でしたが、私の言葉が誰かに響いてくれたら良いな、と思います。