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企業が被る「退職コスト」はいくら?辞めない会社は強い!という当然の話


時間が足りない

noteもXも更新のテンポが上がってこない。
でも忙しい人ほど、noteやXでのアウトプットをマメにしている。
やはり、無駄が多いのと、時間を細切れに仕えていないと感じ
「5分でできること」を増やしていくというのが今のテーマです。
この課題と対策について、同じ思いを頂ける方は是非ご意見をコメント欄に頂けると嬉しいです。

さて、いま進めている企業様への「研修事業」。
様々な資料に目を通す中で、誰か一人が退職したときの企業側が被るコストについて調べていました。私も企業を辞めた側。東北放送では多くの同僚から成長の機会を頂き、感謝の思いは今も絶えません。その一方で、自分が退職したことによる損失について、具体的に考える時間がありませんでした。
そこで注目したのが、「退職によって企業被るコスト」。
今回は、企業の目線から、「社員が辞めること」について考察します。


1.人が辞める損失は平均約190万円

新卒採用が主流の日本において、採用に多大なリソースが投じられることは想像がつくはずです。

リクルート就職白書2019より

ここまでは採用活動のコスト。
続いてが入社後コスト。分かりやすくまとまっていたのが
以下のen転職の表です。

引用:https://saiyo.employment.en-japan.com/blog/risyoku_cost

入社後3か月で離職した場合の社員一人当たり計187.5万円(採用活動コスト込)の損失という概算です。企業側から見ると成長の果実を得られる前に退職されてしまうと企業側からすると辛い…
その一方で長く在籍しての退社だと、成長のための教育コスト、社員が生み出すはずの付加価値額も大きくなります。様々なサイトを見ると、退職した社員の年収の2倍に…という算出のものもありました。
このようにコスト面からみても、新卒→退社を繰り返す企業は当然、すり減っていきます。さらに、知識やノウハウの損失、周囲のモチベーション低下という作用も避けられません。退職につながる出口への導線(原因)をいち早くふさいでおくことが重要です。
それができている会社は非常に強い。心理的安全性を高め、個々の魅力を引き出すコミュニケーションが装備されている会社は、「社員が辞めない、強い企業」といえるでしょう。

2.離職する理由の2大要素

ではなぜ辞めてしまうのか。

厚生労働省 令和2年転職者実態調査の概況

20代前半は「人間関係がうまくいかなかったから」
20代後半は「満足のいく仕事内容ではなかったから」
という離職理由が最多の項目です。
転職経験のある方も、そうではない方も
ウンウン
とうなずいていらっしゃるのではないでしょうか。

その職場でも上記のように感じてしまう瞬間はありますよね。
中でも、上司は選べない。配属ガチャによって人間関係に絶望してしまい仕事に関しても興味、希望が持てないというストーリーは想像に難くありません。

3.配属ガチャによる絶望を避けるには…

では、人間関係、仕事内容から自分が今の会社にいる意味に疑問を持つケースを避けるにはどうすれば良いのか。

配属ガチャの「優良上司 出現確率」を上げることなのでは


という結論になりました。

こんなイメージでしょうか。


4.「優良上司 出現確率」をあげる=コミュニケーション力?

事業で成果や結果を出すための重要なスキルは、課題発見能力、解決能力、情報編集力など他にもあります。ですが、人と会う機会が少ない立場の社員がコミュニケーション能力が養われないままにマネジャーになる。というケースも、ままあるかなと思いますし、退職率が高い企業においては、優秀な人が社外に流失し、残ったのは部下から見て能力・魅力に欠ける上司。ということもあるでしょう。ただ上記のような場合でも、相手の立場に立つ、話を聴くというコミュニケーションにおける意識を養えば、企業の雰囲気をかえられるのではないかと感じています。

これまで、前職のアナウンサーという立場で、様々な経営者や組織のトップの方々の話を聴いてきた経験や、塾講師としては生徒のやる気を引き出すための相互的コミュニケーションを追求してきました。
この経験と、伝える力を、「企業様への研修」という形でお届けする自分の新たな生業が形になりつつあります。自分自身、前職時代に、「ある意識や考え方」に気づいていればなぁということが多々あります。
必要のない遠回りをしなくていいように。今の子供たちが明るく楽しく働ける企業を1つでも多く作るために動いていきます。

最後は、決意表明になってしまった長文投稿。
お読み頂き有難うございました!

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