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多様性って大変

多様性って言葉は本当にややこしい。これを意識すると何に対しても否定をすることができなくなるし、どこに地雷が転がっているか分からないのでコミュニケーションに対して億劫になってしまう人もいるのかもしれない。

そんな多様性について思っていることをつらつらと書いていきたい。

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そもそも多様性って?

まずはその言葉が定義できてないとなにも始まらないので。

多様性(たようせい)とは、幅広く性質の異なる群が存在すること。性質に類似性のある群が形成される点が特徴

らしい。

やはり民族や宗教、文化がパッと思い浮かばれる。

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多様性のなにが厄介なの?

やはり「なにを許容し、なにを許容しないか」の峻別ではないだろうか。

管理する側からしたら、全員が全員同じ性質を持っていてくれたほうが管理しやすいわけで。一元的に統一することはシンプルでわかりやすい。

それと多様性を認める姿勢というのは相反する立場にある。

基準が揺らぎ、なにかを断定することが難しくなる。より柔軟な体制が求められる。

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結局どうすればいいの?

僕は多様性とは姿勢であり、方向であると考えている。

「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」に、

「多様性は、うんざりするほど大変だし、めんどくさいけど、無知を減らすからいいことなんだと母ちゃんは思う」

というセリフがある。

このセリフにはかなり共感できる。確かに多様性はたくさんの知識を求めるし、地面を掘り続けるような地道さがあるけれど、その先には「うまく他者と付き合う態度」が存在していると思う。

自分の無知さを自覚し、知らないことをちょっとずつ知って行くこと、そして何より「知ろうとする姿勢」が大事なのだなと。


#今日の一語

今日の一語は「ぼくはイエローでホワイトでちょっとブルー」に出てくる単語で

put yourself in someone's shoes

です。

訳すと「他人の靴を履け」となる。相手の立場や視点から物事を考えようという意味だ。

今回の多様性にも連関しているいい言葉だなって思う。「優しい人」の大きな特徴だ。


読んでいただきありがとうございました。