ベトナムへ

3年ぶりの海外旅行でベトナムに男3人で行ってきた。安くて、面白そうなところに行きたいというのが条件だった。初日のことだけ書いてみる。

飛行機から降りた瞬間、肌に纏わりつくような湿気があった。海外に来たぞという実感と、久しぶりの海外旅行のワクワク。これこれ！って感じだった。
着いたのが夜だったので僕らはとりあえず夜ご飯を食べに向かった。ホテルは観光客で賑わうハノイ旧市街にあって、多様な人種の人でごった返していた。日本のようにマスクをしている人なんかいなくて、コロナなんてあったのかと思うくらい「密」な空間だった。
どこに入ればいいのかもわからずキャッチで話しかけてくれた人の店に入った。
「何かおすすめはある？」
「エビフライと、生春巻きとチャーハンが美味しいよ。飲み物はビールにする？」
「そうします」
「３種類あるけどどーする？」
「じゃあ一本ずつで」

何気ない会話だけど、それを異なる国の人と行う楽しさ。異なる言語で話してみる楽しさ。やっぱ海外旅行はいいなあ。

普段は少し内気な自分でも、海外にくるとオープンになれる。少し大きな声で話さなければいけないくらいの人混みと、踊りたい人のためだけに作られたような大音量の音楽と、香辛料の匂いと、じめじめした空気。

異国の地で友達の飲んだビールと食べたご飯は最高だった。

#今日の一語
「滔々と」：淀みなくどんどん流れること。漢字がかっこいい。