打撃部位を硬くする訓練 拳肘膝スネカカト足先 股割り柔軟体操

当然、相手にダメージを与えるということは、打撃部位が丈夫でなければなりません。

そのため、攻撃や防御で、他人と接触する部分を硬く鍛える必要があります。

拳の手首や、パンチで接触する中指・人差し指を鍛えるには、拳立て伏せが一番です。

両手を縦拳の形状にし、地面を支えます。

そのままの状態で、体を上下に動かします。

また、肘立て伏せというやり方もできなくはありません。

膝を片足だけ押しつけた状態で腕立て伏せすることだって可能です。

ただ、肘と膝は硬いので、あまり鍛える必要はないでしょう。

カカトが硬いのは、人間が2足歩行で、体重を地面にかけているためだといわれています。

普通に、片足立ちすれば強い刺激を与え、鍛えることも可能です。

あと、スネや手足の防御部位は硬いもので叩きつけるという鍛え方があります。

ただ、外面の部位のみを丈夫にするだけで、あまり効果はありません。

ですので、一番良い鍛え方は、サンドバッグを叩くことです。

ベストなのは、砂の入った袋でしょう。

このようなサンドバッグは、一般でも売られています。

ただ、叩いたときの音が、家族や近所の迷惑にならなかいか注意してください。

設置する場所や練習の時間帯を考慮しましょう。

拳立て伏せなどに時間がかかり、面倒であれば、とにかく丈夫にしたい部位を叩けば良いと思います。

基本、回し蹴りはスネを当てていきます。

なぜなら、足先は細かい骨が集まっており、あまり丈夫ではないからです。

それでも、スネを鍛えないで蹴ると傷める可能性がでてきます。

日々の鍛錬で、蹴り技を自分のものにしていきましょう。

ただ、丈夫な靴を履いていれば、事情は変わります。

特に、先がとがっている靴は、大変危険です。

過剰防衛にならないか配慮してください。

しかし、実戦は、どんなコンディションで起きるかは予測できません。

家の中に侵入してきた泥棒と対峙することだってあるのです。

従って、素足で護身しなければならない場面だってやってくるのです。

もし、スネで打撃を与えることに抵抗があるのなら、丈夫なカカトを当てる逆回転回し蹴りを、メインに使用したほうがいいでしょう。

また、上段、中段の蹴りを防御や、武器をはじくのに使用するためには、足の可動範囲を広げることが必要です。

分かりやすく言えば、股割りができれば、ムチのようなキックが実現できます。

初めは、地面に太ももを当てられないと思いますが、アキレス腱を伸ばす準備体操のような感覚で、伸ばして戻すことを反復して繰り返しましょう。

いきなり、股割りができるまで柔らかくなることは不可能です。

毎日、ストレッチを繰り返すことで、柔軟な下半身へと変化していきます。

足の根元が柔らかくなれば、より器用な足の動きが実現できるでしょう。

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坂口正吾
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