ニートが就職をあきらめるほどのコンプレックス!HSPの精神性発汗

物心つく前に、私は、汗をかきやすい体質だったことは事実です。

正式には、異常なほどの汗かきである父親の遺伝であると考えられます。

父は、ものすごく肥満で、少し歩くだけで大量の汗をかいてしまいます。

私は、平均体型ですが、特に、頭からの汗の量が異常に多いです。

小さい頃から、運動すると、何で自分だけこんなに汗をかくのだろうと、心配に思ったほどです。

そして、小学校高学年あたりから、社交不安障害になってしまい、今度は、緊張による精神性発汗に苦しめられます。

これにより、冬でも、人前で緊張していたら、汗が止まらなくなってしまい、学業や仕事に大きな支障が出るレベルになってしまいました...。

健常者の父親は、ただのあつがりですので、残念ながら、私の方がやばい汗かきになってしまいました。

学校のテストをしているときに、答案用紙を汗で濡らしてしまって解答できなくなったこともありますし、仕事で納品する製品を汗で汚してしまって、クレームが出たこともあります。

さらに、採用面接や、職場の上司との面談で、汗をかきすぎて、全然、コミュニケーションがとれないこともありました。

そこで、社会人になってから、精神科に行くのですが、なかなか、精神性発汗を抑える薬が見つかりません。

月日がたち、27歳にさしかかるところで、ようやく、統合失調症を治療するジプレキサという薬で、緊張による発汗が抑えられてきました。

しかし、この薬は、あくまで、最低限度の発汗しか抑えられません。

弱い緊張なら抑えられますが、強すぎる不安による緊張には、まるで効かないのです。

せめて、頭からの発汗ではなく、腕のわきの部分や下半身など、目立たない部位の汗かきだったら、どんなに良かったことか、思い返してしまいます。

現在、ニートになって、多汗症と精神性発汗が、就職をあきらめてしまうほどの強いコンプレックスになっています。

プラス思考で、『代謝が良く効く体質だと思いなさい』と、障害者の作業所で言われたことがありますが、過去に嫌な顔ばかりされていたので、そんなに良く思えません。

HSPになって、人に気を使い過ぎて、不安や恐怖に悩まされますが、この問題より、生まれつきの汗の問題を解決したいというのが、本音です。

汗を出す命令をする交感神経を遮断する手術を過去にしようと計画したのですが、周りに猛反対され、手術を無理矢理キャンセルされました。

現在は、ストレスのない環境であり、他人との交流がほとんどないため、夏場以外、汗に悩まされることが少なくなっています。

ただ、社会復帰がしたくてもできないのが苦しいところです。

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坂口正吾
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