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昭和レトロをそのままに。薬用入浴剤「パパヤ桃源」

五洲薬品の通販担当です。寒い日が続きますが、皆さま、お風呂で温まっておられますでしょうか。

昨年は「昭和レトロ」や「平成レトロ」が話題になりましたね。レコード、純喫茶、クリームソーダ、遊園地、ルーズソックスなど、私にとって懐かしいものがたくさんありましたが、当社の薬用入浴剤「パパヤ桃源」も「昭和レトロ」の一つといっても過言ではありません。

「パパヤ桃源」は、昭和42年(1967年)に誕生しました。当時は住宅が増え続け、家庭内にお風呂が設置された時でもありました。高度経済成長期も重なった時期でもあります。「パパヤ桃源」の名前の由来は、「お風呂が労働者にとって1日の疲れをいやせる桃源郷(ユートピア)のような場所になってほしい」という薬用入浴剤「桃源」(昭和30年/1955年発売)への創業者の思いと、研究で見つかった「パパイヤ酵素」を合わせる形でつけられました。

「パパヤ桃源」は粉末状の医薬品の混合にも使われる混合機で「ホウ砂」「炭酸水素ナトリウム」(ともに有効成分)などを丁寧に混ぜて作られております。その製法は誕生当初と変わっておりません。また「ホウ砂」を原料に使うのは今では珍しいそうです。

容器にも歴史を感じます。現在ある容器はプラスチックバケツ(4㎏)、プラスチックボトル(1100g、700g)、スチール缶(700g、70g)、パウチパック(210g)、分包(15g)の7種類。スチール缶(700g)は発売当初はすべてスチール製でしたが、足の部分がさびてしまうということがあり、現在では足の部分をアルミ製にしております。また、昔はなかったのですが、今の700g缶には一部浮彫が施されています。

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描かれる女性(社内では「桃源姉さん」と呼ばれることも)も表情、画のタッチが異なっています。時代を感じますね…。

最近では、コアラの形の貯金箱として使用できるプラスチックボトルが見つかりました。今から30年ほど前に発売されたそうです。驚きました…。

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この冬も「パパヤ桃源」をご注文いただきありがとうございます。SNSでも「懐かしい香りがする」「ミニ缶がかわいい」というお声をいただき、大変うれしいです。現在の入浴剤は、目に映えるものや遊びの要素があるもの、効果イメージを想起させたものなど様々ですが、昭和から続く「なつかしい香り」の薬用入浴剤「パパヤ桃源」をこれからも大切にしたいと思います。