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Apple Cardを使い始めた その後

はじめに

8月に「Appleカードを使い始めた」というタイトルで2回にに分けて書いたのですが、その後、Business Insider Japanからの取材を受けました。短い時間の取材だったのですが、非常に興味深い議論ができて、刺激的かつ楽しい時間でした。一緒に取材を受けないかと声をかけて頂いた吉川さんに感謝です。

その後、NewsPicksからもご連絡を頂き、有料会員用の記事にも紹介されました。あとで知ったのですが、ファイナンス系の専門の方々が多く読まれているようですね。私のような素人のユーザ視点でのコメントがお役に立てたのかな。。

さて、今回は2ヶ月以上Apple Card使ってみて感じたこと、気付いたことを書きたいと思います。

2ヶ月使ってみて

これまでの投稿で書いたように、申し込みがiPhone Wallet Appから簡単にできてすぐに使える点や、真っ白な物理カードのアクティベーションの経験は、とても興味深いものでした。ただ、これらは初回だけの体験で、Apple Cardを利用始めて2ヶ月も経つと過去のことになり、今では普段使う普通のクレジットカードになっています。Apple WatchでのApple Payを使った支払いは以前から別のクレジットカードで使っていたので、Apple PayのデフォルトカードがApple Cardに変わっただけで、支払い自体の体験に大きな変化は無いです。

アメリカはキャッシュレスが既に当たり前になっているうえ、日本のSuicaのように小額決済に焦点を当てた支払い方法は普及していないので、実質ほぼ全てクレジットカードでの支払いを行っています。このような生活の中でApple Cardを使っていると、iPhoneのWallet AppからMonthly/WeeklyのActivityとして支出の履歴を簡単に確認できるのが非常に便利で、こうしたソフトウェアでの工夫がApple Cardの強みだと感じます。複数のクレジットカードを使い分けて、もらえるポイントを最大限にするよう頑張るのもありだとは思いますが、Apple Cardにできるだけ集約してWallet Appで統一した支出管理をした方が利便性が高く、今の自分にとってはメリットが大きいと考えています。

あと、物理カードにカード番号等の情報は必要なかったということに改めて気付きました。今のところカード番号が記載されていなくてお店の人に聞かれたことも無いし、特に困ったことはありません。これまであれだけセンシティブなデータを平気でお店の人に渡していたことに逆に驚きます。当初、物理カードにカード番号を記載しないというのはかなり割り切った判断だと思いましたが、合理的でかつ安全性が高い実装になっていて、これはかなり良いですね。

実際に使われているのか?

Apple Card自体は知られてきているとようですが、実際に使っている人はまだまだ少ない印象です。人からApple Cardの話を聞いた時とかに、興味をもてばすぐにiPhoneのWallet Appから簡単に申し込みができるのですが、あまりにも簡単にできてしまうので、その場の勢いで申し込んだものの、その後すっかり忘れて使っていない人もいたりします(少なくとも私の周りで二人)。申し込みの時にデフォルトカードにするか、しないかでその後の利用頻度は大きく変わりそうですね。

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今、Apple Storeに行くと入り口付近でApple Cardのポスターが貼られています。下の写真は、スタンフォードショッピングセンターのApple Storeのものです。他の店舗も見てみましたが、各店舗に一枚だけ入り口に見つけることができました。大々的に宣伝をしている感じではありませんが、Apple Storeでの購入は3%キャッシュバックになるので、これを使わない手はありません。9月に発売開始になった新規iPhoneを買いにApple Storeに行って、その場でApple Cardに申し込み、購入するというシーンもありそうですよね。アメリカではこれから11月のブラックフライデーを中心としたショッピングシーズンを迎えますが、この流れで加入する人も多く出てくるでしょう。

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アプリ上のアップルカードの色の変化

使用したカテゴリに応じて色分けを行い、それがiPhoneのWallet App上のカードの色に反映されて日々変わっていくのですが、最近気付いたことが有ります。

使い始めて1カ月ちょっと経った9月の中頃は、ブルー、オレンジ、グリーンなどいろいろなカラーが混ざっていました。

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9月末に支払いが完了して、2、3日すると次のようにシンプルな色合いに変わっていることに気付きました。つまり、支払いを行うと一旦カラーがクリアされる仕様のようです。

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ちなみに、その後、歯医者で1000ドル出費したら赤色が増しました。今現在の色は、レストラン・カフェのオレンジがうまい具合に混ざって秋色っぽくなりました。いい感じです。

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アプリでの支出管理は他のクレジットカードでもやっていることですが、こうした色の変化での日々のアクティビティを表現をするという工夫は実によく考えられていると思います。

Wallet Appのアイコン

Wallet App上のアイコンで気付いたことがあります。Blue Bottle Coffeeなど有名なところはそのブランドのアイコンで表示されて一目でわかるようになっていますが、それ以外のカフェやレストランは通常オレンジ色をベースとしたフォークとナイフのアイコンで表示されます。バーガーのお店でも同じアイコンでした。

ところが、先日つけ麺を食べたサンマテオの大勝軒はなんとラーメンのアイコン!気になって、先月いったラーメンなぎも調べてみたらやはりラーメンのアイコン!ラーメン文化がアメリカにも広がってきている感じがしてなんだか嬉しい。

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ちなみに、日本のヨドバシカメラみたいな存在のB&Hというカメラやさんがあるのですが、iPhoneのB&H App経由で買うとApple Payで支払いができるので2%キャッシュバックされます。カメラ関連の機材は高価なものが多いので、ちょっと嬉しいです。

おわりに

2ヶ月使ってみて気付いたことを「その後」としてまとめてみました。ここのところアップル関連のことを続けて書きましたが、特にそこに限定する気はありません。なんとなく思いついたことを、頭の整理と記録を兼ねて書いていきたいと思っています。次回は動画のことについて書く予定です。


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