「なぜやるか」から「どのようにやるか」から「なにをやるか」につなげる。

何ヶ月ぶりかのnoteです。豪雪です。

今日は最近仕事をする上で大事だな、と感じたことを徒然なるままに起こしていくでございます。

何かというと、「仕事をやる上で考えるべきことの順序」というやつです。

例えば、先日まで私は会社の本部のスタッフをしていたのですが、その時に新しいルールやツールを作ることが多々ありました。

特にルールで言えば、実際にあった例として、

「〇〇をやるときは必ず業者から見積もりをとって下さい。」

というルールを作り発表しました。

ところが、これは各方面から猛反対を喰らいました。なぜなら「仕事が増えるから」や「やり方がわからないから」といったもの。

しかし、この話には裏があるのです。

そもそもなぜ見積もりを取らせるのか。それは今まで見積もりではなく各部署の感覚で仕事を進めてしまってたがゆえに、とある部門で中々由々しき事態が発生していたのです。(内容は伏せますが、結構苦しいものです)

その問題を解決するための方法の一つが、見積もりの回収だったわけです。

ここでの問題は

・「なぜやるか」が伝わっていなかったこと。

・その結果、「なにをやるか」という点にフォーカスされて、「見た目上無駄な作業が増えてしまうので、面倒臭い」

という点。

そのために、みんなから反発をもらう羽目になりました。

逆に言えば、「なぜやるか」という点が伝わっていれば、物事は変わっていたかもしれません。

さて。

全てにおいて出発点は「なぜ」にするべきだという話をこれからしたいと思います。

まず、「なぜ」から出発することの意義ですが、それは確固たる芯を作りやすいからだと考えます。逆に言えば、「どのように」や「なに」をベースに考えてしまうと、やっていくうちにモチベーションが保ちにくいからです。

私がよく挫折するダイエットで話をしましょう。


・「なぜ」からスタートする場合、

今私は太っています。しかし好きな女の子ができました。そこで「その女の子に振り向いてもらうため」、「肉体改造をするべく」、「5kg痩せること」にしました。

こうすると、5kg痩せることへのモチベーションとして、「数字上の達成感を得る」「良い肉体を手に入れる」「あの子に振り向いてもらえるかもしれない」の3段階が生まれます。そして3段階目は特に大きなモチベーションになるでしょう。目標としてとても高い位置にあるからです。


・「どのように」からスタートする場合、

さて、上記内容を「肉体改造をするべく」をスタートにすると、話が変わってきます。つまり、「肉体改造をするべく」「5kg体重を落とす」という目標になります。この時点で「なぜ」が欠ける分モチベーションになりやすい達成することへの期待感が薄れます。

・「なに」からスタートする場合、

さらに内容を削って、「5kg痩せたい」という目標だけ掲げるとします。そのままだと、どんなに頑張っても「数字上5kg痩せる」というものしか達成できません。それが理想の体重だから、という数字への過度な期待感があれば話は別ですが、そうでなければつまらない結果のみを追いかけることになります。


目標達成についてもこのように「なぜ」という深い部分から始める方がいいことはわかるかと思います。

加えて、挫折したときの方向転換についても、「なぜ」から始めた時の方が有利です。


・「なぜ」から始めて挫折した時、

根本に立ち返るとダイエットを始めたのは「あの子に振り向いてもらうため」のはずです。そうすると、振り向いてもらうのはなにも「肉体改造」だけでなく、「しゃべりが上手くなる」ことや「稼ぎが良くなる」ことでも可能なはずです。とすると、ダイエット以外の道があっても何かを続けていくことはできます。

・「どのように」から始めて挫折した時、

根本に立ち返ると、肉体改造がしたいはずです。つまり体重が落ちるかどうかよりも、筋肉がつくかどうかの方が大事だったりします。つまり体重を落とすことが難しければ、「体重を維持したまま筋肉をつける」といった方法も考えられます。

・「なに」から始めて挫折した時、

根本に立ち返ろうとしても、5kg落とすという方法以外にやるべきことがないため、難しいでしょう。リスタートするか、諦めてしまうかの2択になる可能性が高いです。


物事を始めるときは「目的」が大事だと言います。その「目的」というのは「なぜ」やるかという部分が大きいでしょう。そして、その「目的」に到達するために今どこまできているかを振り返る方法として「目標」というものがあります。つまり、目標というのは積み上げていった結果「目的」に到達するものである必要があるのです。

ということを最近気づいた次第です。取り止めもないですが、以上です。

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