このディストピアはクセになる。『JUNK HEAD』
こんにちは5CMです。
2年前に劇場公開され、「とんでもないもん見た!!」
と驚いた作品を紹介したいと思います。
全てのモノづくりの方にオススメしたい。
圧倒的熱量、トンデモワールド全開な映画です。
『JUNK HEAD』
未来は≪ガラクタ≫に託された。
監督・原案・キャラクターデザイン・編集・撮影・照明・音楽 堀貴秀。
一人に日本人の情熱と狂気に、世界中が熱狂‼︎
伝説のカルトムービー、待望の逆輸入!
STORY
前情報で、ここまでは頭に入れていたものの、いざ観てみると、ぶっ飛びました。
ジャンル的にはコマ撮りアニメーション、もしくはストップモーションアニメーション。
※静止している物体を1コマ毎に少しずつ動かしカメラで撮影し、あたかもそれ自身が連続して動いているかのように見せる映画の撮影技術、技法。
独特のアナログ感が出るから、私は好きです。
『ファンタスティック、ミスターフォックス』もコマ撮りならではのアナログ感が、ほっこりして素敵でした。
実写映画は1秒の演技は1秒で撮影できるのに対して、コマ撮りは一歩あるかせるだけでも何時間もかかるそうです。
『JUNK HEAD』は、1秒24コマ(1秒分を撮るのに24回、人形を動かさなければならない)のフルアニメーション。
ということは、、、99分×60×24=142560。
総コマ数142560!!
単純計算でこれなので、もう脅威。私なんかのちっぽけな変態っぷりとはケタ違いの変態です。
(ここで使っている変態は、尊敬と愛情込めた褒め言葉です。)
ストーリーを読むと、なかなか壮大なディストピアものに感じられますが、中身は思ったよりもポップ。
前宣伝で「伝説のカルトムービー、不気味なのにどこかクセになるキャラクターに中毒者が続出した。クセ者ぞろいのマリガンとの奇想天外な冒険が始まる!」と銘打っていたので妙に納得できてしまいます。
ストーリー、キャラクター、世界観、セット、どれを取っても大好き。
なによりも
クリーチャーの創造性が凄すぎ。
こんなのとか
こんなのとか
この子は可愛かった♡
この3バカは、物語になくてはならない存在。
最初の方は、名前こそ呼ばれなかったけど、中盤で名前が出たことでより重要性が出てキャラが立ってきたと思います。
全く理解不能の言語も、見ていくうちにクセになる感じ、途中からは、明らかに意図的な言葉遣いになっていましたよ。
効果的に使われている音楽も良かった!
話が進むほどに、監督の脳内にトリップした感覚になってどっぷり堀監督の世界に浸ってしまいました。
レビューにはグロ評価も多数見られますが、私的には問題無し!!
メイキングも見たい!!
クリーチャーの制作過程やセット、通路の制作風景も見たい!!
配線がごちゃごちゃしてて、様々な機器が壁中所狭しと並んでいるのなんてもう、、、、、、全部好き。
エンディングを浴びて欲しい、との投稿もありましたが、納得。
エンディングまでもが秀逸でした。
パンフレットも即購入。
これでもかってくらい情報満載のパンフレットでした。これで¥1500は安すぎる!
絶対に買うべき!
5CMにパンフレット置いていますので興味ある方はご覧ください。
(映画観てからの方がより楽しめると思いますが)
いや〜、凄いもん観た‼︎
オススメです。
5CM
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