DX認定制度について調べた③

DX認定取得のために必要とされるプロセスイメージ

出典:IPA

DX認定制度ガイドラインのP23に認定取得のためのプロセスイメージ例が掲載されている。このプロセス通りに準備を進めてみたい。

申請書類 設問(1)

(1)企業経営の方向性及び情報処理技術の活用の方向性の決定

設問(1)は、デジタルガバナンスコードの「1.経営ビジョン・ビジネスモデル」に関する設問の様です。ガイドラインのP29に記載があります。

出典:IPA

下線のキーワードを抽出

  1. ビジネスとITシステムを一体的に捉え、デジタル技術による社会及び競争環境の変化が自社にもたらす影響(リスク・機会)を踏まえ

  2. 経営ビジョンの策定

  3. ビジネスモデルの設計

  4. 価値創造ストーリーとして、ステークホルダーに示していく

これらを要点に記述をするようです。(WEBサイトでの公表が前提)

キーワードから記述内容を試案

いわゆる外部環境分析と内部環境分析ですね。特にITを軸に外部環境分析と内部環境分析を行えば良さそうですね。そこから抽出された分析要素を掛け合わせ(クロスSWOT)、自社の強みとデジタル技術による機会を掛け合わせ経営ビジョンを素直に描けば良いかと思います。経営ビジョン=デジタル技術を活用した自社のあるべき姿として、デジタル技術を活用している5年後くらい自社の理想像を文書化します。ここでビジネスモデルというキーワードに留意する必要があります。ビジネスモデル=顧客価値として、自社のあるべき姿だけではなく、顧客にとってどんな便益=価値がデジタル技術によってもたらされるのかを記述する必要もあります。そして、そのビジネスモデルを形成する重要な要素をどのように変化させたり強化させたりするのかを記述することが必要です。

チェックシートを確認

出典:IPA

ガイドラインのP30にあるように、公表しているかのチェックがあります。先ほど想定した経営ビジョンをホームページにまとめる必要がありますね。

思い出した参考図書

価値創造ストーリーと聞いて楠木建先生のストーリーとしての競争戦略を思い出しました。参考になると思います。


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