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琉球大学医学部医学科の進級について

医学部って入ればどこも一緒でしょ?

いいえ違います。

その違うポイントの一つに進級の難しさがあります。

学生をとどまらせて学費を稼ぎたい私立大、国試合格率をよく見せるために少しでも成績が悪い学生を積極的に留年させていく大学など。。。

とはいえどの大学でも普通に勉強してたら(みんなと同じくらい勉強してたら)そう簡単には留年しないという感じです。

琉球大学はどうかというと学年によってばらつきがある印象です。

留年生が多い学年は入学時110人中20〜30人くらい留年します。

一方少ない学年は10人以下だったりします。

これは学年のカラーも影響しています。

そして留年の多くは低学年の医学科基礎科目で起こります。

琉球大学医学科の進級の山場は1、2年生

医学科基礎科目というのは主に人体の仕組みや正常構造について学ぶ科目です。(生理学、解剖学など)

そしてそれらの科目は1年生と2年生のときにカリキュラムに詰め込まれています。

この基礎科目を担当するのは病院で働いているようないわゆるお医者さんではなく、主に研究を行う先生方です。

そしてその分野を突き詰めて研究されているがゆえに、学生にとっては厳しい問題がしばしばつくられ、それに対応できなかった学生が留年していきます。

この1,2年の時期が正直1番きついです。ココを乗り越えるとあとはすんなり行きます。

試験が重なる時期になると大学受験前以上に詰め込んで勉強することもあります。短期集中でいいのですが、最大瞬間風速でいうとそれくらいの感じになります。

先輩から過去問をもらったり、対策を聞いたりして友達同士共有しましょう。

基礎科目の対策は情報戦みたいなとこがあります。

みんなで協力することが大切です。(相対評価ではないので友達の点数が上がってもあなたは落ちません。)

3年生以降の留年は少ない

3年生以降は医学科臨床科目というものが始まります。

臨床科目というのは主に病気について学ぶ科目です。

臨床科目になると試験の内容も国家試験に寄ってきて学生にも比較的親しみやすい問題が増えてきます。

また臨床科目の先生はそこまでシビアに学生を落とそうとはしない印象です。(テキトーにやるとさすがに落とされますが)

そういうのも相まって3年生以降の留年は少なくなります。

試験対策の大変さも1,2年に比べるとかなり楽になります。(慣れてくるってのもあるかと思います)

4年生以降はCBTと呼ばれるテストがあったり、総合試験と呼ばれる試験があったり年1ペースくらいで大きい試験があります。

それをパスできれば基本的には進級可能でそこで引っかかる人はあまりいません。

留年する人の特徴3つ

最後に留年する人にありがちなパターンを紹介します。

逆に言えばこれを避ければ留年する確率は下がると思います。

1,友達がいない

2.学校に来ない

3.過去問をやらない

この3つをやってしまう人は勉強をがんばっても試験に受からないことが出てきます。

理由は出される問題に対する対策をせず自分勝手な勉強だけをしてしまうからです。もしくはこういう人はそもそも勉強してないことも多いです。

先程も言いましたが医学部の勉強は情報戦です。

医学部の勉強は頑張るときに頑張ればOKで、あとの時間はやりたいことをできます。

メリハリをつければ有意義な学生生活が送れると思います。


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