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食べ物障がい(摂食障害)ネパール逗留生活、姉貴との喧嘩の末・・??

色々、あるけどね。食べ物障がいには、悩まされた。ごはんが食べれなかったことだ。白米でもだめだった。のどに、異物が入る感じであった。

自分自身、ダメだダメだと、思うから、ご飯以外のものに頼ると、健康補助食品みたいな、カロリーコントロールできるものとか、シリアル系・・。

それとか、パン。菓子パンの類は、太るからだめで・・。あれもだめ、これもだめ、で生きてきて。食パン、麺類などなど。

主人からは、太るな、デブるな、あとは、薬の副作用でかなり太ったことがあるので、それが怖くて、カロリーは、自然と自己計算してたべるようになった。

原因は、主人が玄米食を一方的に好んだため、あの炊飯器で炊くのも、物凄い時間かかるし、必ず、前の日にしかけておかないと、どうにもこうにもならない。ごはんの炊き込みなど、バリエーション難しく。主人は、いつも、炊いた玄米ご飯の上に鮭を焼いて、それを半分にして、わたしの茶碗にのせてくれる。で、つぼ漬け少し、昆布の佃煮少し、ワサビ1センチぐらい(チューブから)、それに煎茶をかけて、そら、喰えだった。

朝からあまり、魚臭いものも食べたくなかった。

外食いけば、焼肉のブタタンに、レバー、をよそってくれた。必ず、私は、ごはんの小を頼む。タレの勢いで食べる。主人は、ラーメンが好きで、あまりにもこってり系は、無理で全部食べれなかった。

空港のエリアでは、時間も限られているので、私は、水だけで、すまして、シリアルをもそもそ食べている。それしか喉を通らないのだ。

ネパール行けば、なんたら定食で、ごはんを給仕してくれるが、ごはんに、長い髪が一本びろろ~んと出てきては、もうダメ。OUTだった。その恐怖が未だに残る。更に、あちらは、ステンレスの穴ぼこプレートにごはん、タルカリ、小さなステンレスの器のダルスープ。ステンレスのプレートというものも・・・。

主人がいなくなって、しばらくは、変わらず、ご飯だめだめ。シリアルがないのなら、ビスケット、クラッカー、チョコレート(主にアーモンドの入ったチョコボール、ごつくデカい、固い)で、すごしたネパール逗留。見るに見かねた、あちらのご家族が、家族総出で、手作りコロッケをいっぱい作ってくれた。ジャガイモの小粒を蒸して、それを一つ一つ皮をむいて、ミキサーにかけて、俵型に丸めて、・・。おいしかったなあ~。ケチャップかけてもらって。ここで少し、みんなで食べるコロッケって、美味しいなあ~。

自炊もやらせてもらった。最初は、あちらのインスタント麺を作る要領を、台所で、観察。もしかして、自分もできるんではと。おそるおそる。で、自分で作ってみる。ネギをいれたら・・とか、徐々に欲が。でも、第一段階は、あちらのスーパーで、スパを買って、冷凍トマトとか、ニンニク、鷹の爪、醤油などは、分けてもらって、なんちゃら、スパを作っていた。たまたま、奥さんが、見ていて、味見。「いいんじゃない・・」ぐらいの。

さらに、欲が、外を歩けば、夕方ぐらいになると、ベジセーラーが道端にならぶ。徐々に売り物の野菜に興味を持ちだし、きのこ、ネギ、ネギみたいなもの(ニンニクのなんとか)、ダニヤン(パクチー)、ニンニク。小粒のトマト。

いつも、少額紙幣しか持ち歩かない。ついに、このお金で、何が買えるか、試しにと。おお~意外と安い。目が飛び出るほど安い。おまけに、交渉しだいで、こんだけしか、金もってないと、言うとその分量だけ小分けして売ってくれる。さらには、ベジセーラーのワゴンのすぐ近くに、少額紙幣が落ちている。ベジセーラーのおじさんに、この拾ったカネで、ネギ買ってもいいのかと。おじさん、笑いながら、うなづく。ネギを、一束ゲット(藁で結んである)黒い薄手のビニール袋にいれてくれる。ある日は、別のベジセーラーのおばさんが、新鮮な大根の葉を切り落とし、ポイポイ捨ててる。私は、「これ、もらってもいいか?」「いいよ」と。逗留先にもどり、奥さんにチェックされる。「あら、これは、牛のエサだけど、いいね・・」と。そこで、牛のエサ(大根の葉)を湯がき、刻んで、醤油炒めを作る。なんでも、ありなんだ。

そこで、買い物の楽しさを知る。が、いつも待ち構えているのは、ご主人、「何を買ったんだね?」と物をチェック。「これはいいね、いくらだ!どこで?」「このニンニクは、ネパール産だ、よし合格」

で、買った野菜は、共同にしたり、インスタントラーメンしかできないから、ラーメンにぶちこんだりして、変化をつける。うまい。とにかく、好きだったのが、トムヤンクン風味。20ルピーぐらいかな。ダニヤンをいれると、更に旨さが・・。

更に欲がでて、アルミホイルを分けてもらったり、チョコレートの包装のアルミを残しておいて、トマト、キノコをそこで焼いたり・・。それを、ラーメンにいれたり、ネギを焼いたり。醤油を分けてもらい、かけて、食べたり。

理論、ダイニングより、キッチンで、お風呂で使う、プラスチックのマイ座椅子を買い、そこに座って食べると、食欲がわく。必ず、誰かがいる。

そこに座って、うだうだしているだけで、奥さんの行動を観察、チャイの作り方をみてたり・・。特別な客人に出す、ポップコーンづくり。これも、見よう見まね。最初は、自分のために、慣れてくると、中華鍋に作って、器に入らない分残しておく。知らぬ間に、客人に出されてる。次は、チャイだ・・。チャレンジするうちに、チャイもできるようになった。ここで、朝のモーニングチャイは、自分の分だけは、暗いうちから、作り飲むようになった。

奥さんが、何かおいしそうなものを、っていうか。家族には、なんたら定食ではないみたいな。時には、残りごはんで、チャーハンみたいなものとか。必ず、そういう時は、カラのコッフェルを持って、分けてもらったり。あちらの蕎麦がき大根スープのシーズンは、コッフェルによそってもらったり・・。ポテトの揚げたやつに、カレー粉とジラをからませただけのもの。ボルボーの素揚げとか・・。うどんのようなもの(ツゥクパ)であったり。焼きそば(チャウメン)であったりで。自分がインスタントラーメンを作ってすすっていると、奥さんがロプシーを煮こんでいた。出来立てほやほやのロプシーを、インスタントラーメンにいれてもらったり。少し甘いが、チャツネみたいな感覚で、ママの味だった。

他の泊まり客がいるとき、注文の朝食のトーストで、客に出せないパンの端を焼いたやつや、こがしたものをもらったり。そのかわり、奥さんの尊厳を崩さない程度のオムレツづくりの、手伝いを、みているうちに段取りがわかり、刻まれた、トマト、オニオンを加えたり、塩、コショウの調味料をいれたり・・。仕上げは、奥さん。トースターでのパン焼きの手伝いぐらいかな。トースターのクセを知る。

風邪気味のとき、体調の悪いときは、奥さんが、「スゥイートライムを食べるといい」と。一つもらって食べたら、ライムというより、オレンジと青いミカンというかネーブルに近い感じ、それよりも小さめ。旨い。そう言えば、見かけた。買い方を習い、1㌔は買いすぎ、その半分、「アダキロ!」って言葉を教えてもらい、スゥイートライムを買う。これは、本当に体にいい。

あるとき、姉貴夫婦が、ネパールに連れてってほしいと。彼らにも、仕事があったので、期間は、1週間で。なんとか、チケットの手配、逗留先へのコンタクトなどをすませて。後は、どうにでもなれ・・。

逗留先では、必然的に、彼らのおごりで、なんたら定食の場につく。居間だ。ここで、姉貴とわたしの壮絶なる口喧嘩が始まる。その間に、口休めに、出された、ごはん、タルカリを食べる。また、口喧嘩・・。義兄は、半ばあきれて、宿屋のご主人もあきれ・・。が、この口喧嘩の最中に食べたご飯が、旨い。あれ、ごはんって、こんなにおいしいものだったかよ~~~。

奥さんも気遣い、私には、こ盛りのごはん。驚いた。久々に、黙々と食べる食事から、喧嘩しながらでも、誰かと一緒になって食べる食事がこんなにも・・・。

その後。だが、基本的にプレートごはんは、苦手なんで。解決策、コッフェルと、マイ箸。それと、注意点、誰かにご飯をよそって、もらうのがいやで、ごはんは、自分で必ずよそう。食べる分量も調節できる。その上に、タルカリやら、野菜炒めをのせてもらい、ダルスープをぶっかけて。ぐちゃぐちゃにして食べていた。マイ箸、マイスプーン。食べる場所は、台所でいつものスタイルで。でも、こいって、誘われたときは、居間で一緒に食べる。

食べたら、自分の器、箸、は、自分で洗う。

日本にいついてから、玄米問題は、どうしようもならない。白米にしようと。もう、あの電気炊飯器は処分。その前に、土鍋炊飯をマスターしようと。最初は、おこげ。白湯をいれて、おこげ汁をすする。おかずは、手作り、蕗佃煮がそのころできるようになっていた。シンプルでもいい。

おかかに、醤油だけでもいい。

それから、ネパールでの買い物の感覚を求めて、スーパーでなく、今は、もうないが、〇〇市場に出向き、八百屋さん、魚屋さん、肉屋さんを覗いては・・。おお~、これは、変わった野菜がある、変わった魚がある・・。

季節の野菜、を財布が許すかぎり、見つけては、買って、見よう見まねで、なんか作っていたような。専門店の人も来ていて、蘊蓄をきいたりして・・。そういうもんかと。たまには、八百屋さんで、蕗の季節、葉っぱがじゃまだからと、お客さんの希望で切って渡す。「その葉っぱ、もらってもいいですか?」と、牛のエサとくる。「いいよ」と。

魚は、もう、小魚レベルしか買えないが、徐々に、山椒の実の下ごしらえを覚えて、そこから、小鰯だの小アジだの、しらす干しなどで、佃煮づくりを、しはじめた。

まあ、その過程で、血圧を除いて、他はオール5という健康診断の結果を見、かかりつけ医が、「あ、あなた、一体何を食べて、こうなったの!!」という、驚きというか、大絶賛。

コロナ禍で、食べるものも決まってしまって、インスタント麺も食べなくなり、ご飯、乾めんのそば、スパ(ペペロンチーノ)、卵焼き、味噌汁。おやつ、ロカボのアーモンド少々。お菓子、アイス、飴玉、ガムもいらない、コーヒーもブラック(ドリップコーヒー)。

日本茶、紅茶、ウーロン茶は、まだ、もどしたりするので、だめ。タンニンがだめなのか・・。ガムも、もどしたりする。

そして、ご飯が食べれるようになった。今じゃ、炊飯器のごはんと、土鍋炊飯のごはんの味が微妙に違うことにも気づく。

夫のデブるな、玄米!!というのが、いつの間にか、自分の心をむしばんでいた。

ありがとう、なんでもありのネパールの人々、ご主人、奥様、子供たち、そして、姉ちゃん。

それから、心どころか、歯がいかれていて、歯の治療に邁進。今日、やっと歯の定期健診にいき、気になる箇所を、自分で言えて、治療してもらう。医者に、フロスの指導を受けてさ。「実に的確なご指導ありがとうございます」って、言えたよ。毎月だけど、コロナ禍だから、様子を見てキャンセルしたり、予約いれなおしたりだけど・・。歯って、大切なんだね。と。

身長146センチ、体重33キロ。これで、満足でしょ。ちゃんと、カロリーコントロールしとる。それと、自分の体をいたわるようになったよ。

#作文









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