見出し画像

月末週の御愉しみ、「絶望名言」。アンコール放送、小泉八雲。

絶望名言は、御愉しみで、月一かかさず拝聴している。

今朝は、小泉八雲の絶望名言。

最後の、遺言にウルッときてしまった。

亡き夫の遺言とふとかぶってしまって・・。

夫、「墓は、いらない。」、いやいや、ご両親が黙っていないから、立派なお墓ができましたよ。

夫、「最後にみんなを集めて、好きなだけ、お酒を飲ませて、最後に、あんたがでてきて、一言『ありがとうございました』と、お礼を言う」

そんなの無理だったよ、私は、断酒しているのに、体に悪いお酒を振る舞うなんてことは、とてもできない。だけど、義兄さまの意志で、立派な偲ぶ会が催されましたけどね。私には、あの場に立つことも、参加することも阻まれましたから。だって、事情が全然ちがったしね。


「私、死にますとも、泣く、決していけません。小さい瓶、買いましょう。3銭、あるいは4銭くらいのです。私の骨、いれるために。そして、田舎のさびしい小寺に埋めてください。悲しむ、私、喜ぶないです。あなた、子供とカルタして、遊んでください。いかに、私、それを喜ぶ。私に、死にましたの知らせ、いりません。もし、人が訊ねましたのならば、はぁ、あれは先ごろ、亡くなりました。それでよいです。」(小泉節子『思い出の記』

ラジオの音で、聴き取ったものなので、正確じゃないかもしれません。

最後に、この遺言の言葉に、たどたどしい、日本語の言葉に、ジーンとなりました。

おしまい。

おまけ:母に、電話で、その話をすると、聴いているには、聴いているようだが、頭木弘樹さまのことを、五木寛之先生と、完璧に思い込んでいた。〇〇木〇〇キで、似てると思えば似てる。寝ぼけ耳だから、仕方がない。でも、「いい声だ。」と言っていた。ちゃんと、文学紹介者ということも聴きとっている。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?