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【#ぐうたらガン治療】抗がん剤をやめたい人に向けて書いた本



(追記20240531)
著者がいま元気かどうかは、ほほ毎日更新のYouTubeをご覧ください。1月くらいは確かにしんどい顔してました😅 今は元気そうです。
https://youtube.com/@gorochantv

(追記20240531)
飲み物は麦茶が良さそうです。糖質制限は、食物繊維が不足しますが、麦茶はそれが豊富だそうです。

“麦茶の食物繊維は、さつまいもの4倍、精白米の17倍!”

  • 麦茶(大麦茶)の効果!効能・味・副作用・飲み方・おすすめの人を徹底解説! | 【公式】島根の有機 桜江町(さくらえちょう)桑茶生産組合
    https://www.kuwakuwa.tv/oomugicha_kouka_kono

■■ はじめに

■ 抗がん剤をやめる決断とその後の道のり

 この本は、抗がん剤をやめたい人に向けて書きました。

 ぐうたらガン治療とは、お医者さんに言われた通りに、ストイックに、真面目に治療しないという意味です。少なくとも、私にとって抗がん剤治療は疑問だらけでした。

 私は、抗がん剤を3ヶ月(2023/12/11〜2024/2/11)服用したのちに、その副作用がつらくてやめました。

 いま(2024/5/22現在)は、とても元気に過ごしています。

 完全に普段の生活に戻りました。食生活を改善したせいか、抗がん剤を飲む前よりも体調が良いです。

 私は、ほぼ毎日YouTubeの配信をしていますが、息苦しさが減り、声に張りが出てきました。自分で編集しているから、よくわかります。

 しかし、ここに来るまでには、たくさんの試行錯誤がありました。正直、とてもつらい日々でした。そこで、この間に私が何をしたのか、試行錯誤をまとめておこうと思います。

※ 冗長性を排除するため、ここからは簡潔な「である調」に変更します。ご了承ください。

■ 甲状腺がんの再発

 私の病名は、甲状腺がん(2017年5月)の局所再発(2023年11月)である。

 2017年に甲状腺を全摘、予後は順調だったが、その周りの細胞でがんが再発した。

 甲状腺とは、のどぼとけの下にある臓器で、甲状腺ホルモンを分泌している。甲状腺ホルモンは、体全体の新陳代謝を促進しているが、私にはもはや甲状腺がない。そのため、チラージンという甲状腺ホルモンを、一生飲み続ける必要がある。

 局所再発は2箇所あり、1つは肺に近く、骨を削る必要があるようだ。もう1つは気管に近く、いずれも手術はリスクが大きいとのことで、レンビマという抗がん剤の服用となった。

■ 抗がん剤の副作用

 抗がん剤とは、がん細胞への血流を阻害して、がん細胞の増殖を抑えるものだ。しかし、ピンポイントで作用するわけもなく、さまざまな副作用が発生する。

 血流が減るので、身体は血圧を上げようとする。そのために、降圧剤が処方される。対処療法で薬ばかりが増えていくのだ。全く理不尽な話である。

 私の場合は、皮膚や粘膜に影響を受けた。

 口内の粘膜が荒れて、熱いものや冷たいもの、辛いものが食べられない。果ては、炭酸までも受け付けなくなった。

 また、体中の皮膚が荒れて、かゆみがとまらない。皮やフケがボロボロと落ちて、1日中不快な気分だった。

 腸内環境は、めちゃくちゃになった。便秘が続き、出たと思ったらひどい下痢である。栄養吸収ができていないのだ。ただでさえ食べられないため、ひどく痩せた。

■ 高額な抗がん剤に閉口

 高額な抗がん剤にも閉口した。

 医師は、抗がん剤の服用について期限を切らない。手術ができないのなら、抗がん剤を一生服用するのか?と素人でも予想がつく。

 詳細は避けるが、高額療養費制度を使っても、月に8万円ほどの出費となった。これが毎月続くのである。病気でありながら、月に8万円もの収入を増やすのは、至難の技である。

 しかも、抗がん剤のダメージは日々蓄積されていく。このダメージが元に戻らなかったらどうする?

 私が抗がん剤の中止を決めるのは、自然な流れだったと思う。

■ 標準治療を選ばないがん治療のアプローチ

 この本のコンセプトは「標準治療はせずに、がん細胞を成長させない」ことだ。

 そのために、糖質制限と患部の温めを行う。

 私の場合、患部が首にあるため、がんが悪化すると息苦しくなる。試行錯誤の結果は、とてもわかりやすかった。うまくいかなければ息苦しくなり、うまくいけば快適になる。

 標準治療とは、3大治療(手術・放射線治療・薬物療法)のことであり、王道のがん治療である。

 この本では、標準治療をやめて独自路線を進む。しかし、私は標準治療の否定も、民間療法の推奨もしない。

 この本は、単純に「抗がん剤の副作用がつらくて、民間療法を研究した結果、まだ元気で生きている男の記録」である。

 そのため、実践は完全に自己責任でお願いしたい。

■ 標準治療をやめる決断の困難さ

 実は、標準治療をやめること自体がとても大変だった。

 標準治療は、専門家が臨床試験を経て最良だと合意した治療法だ。そのため、それをやめることは病院や医師、家族からの大反対に合う。

 標準治療の中止は、自ら命を捨てることに見えるからだ。

 ただし、抗がん剤の副作用のひどさには、これが本当に最良なのかと疑ってしまう。一般的に、抗がん剤の中止によって患者本人は喜び、周囲は悲しむ。

 私の場合、5回の通院を経て、やっと抗がん剤の中止に漕ぎ着けた。それだけ、医師や家族から反対されたということだ。

 最終的には、どう生きてどう死ぬかという、自らの死生観を診察室で何度も語り、皆を説得する必要があった。

 患者本人が一番つらいのに、標準治療をやめるための労力は本人が負担するのだ。なんという理不尽だろうか。

 また、患者本人が「言うことを聞かない天邪鬼」のような、腫れ物扱いになってしまうのも問題である。

 本来ならば、標準治療をやめることのセカンドオピニオンが院内で受けられるのが望ましい。しかし、大病院や権威ある施設ほど(私の場合は県立がんセンター)、それは難しいと思われる。

 標準治療の中止と、医師や家族を説得する方法については、第3章で解説する。

■ PET検査から得た糖質制限のヒント

 この本では、がん細胞を成長させないために、糖質制限と患部の温めを実施する。

 糖質制限のヒントになったのは、PET検査である。

 PET検査は、がんの有無や広がり、転移や治療効果、再発を確認するための精密検査だ。静脈からFDG(放射性フッ素を付加したブドウ糖)を注射し、がん細胞に取り込まれたブドウ糖の分布を画像にする。

 がん細胞は、通常細胞の6〜8倍もブドウ糖を吸収する。これは、糖質制限が効くということだ。がん細胞に栄養分を与えなければよいのである。

■ 過度な糖質制限にはさまざまな問題が

 ただし、むやみやたらに糖質制限をすると、さまざまな問題が発生する。

 私の場合は、グルテンフリー(小麦を摂らない)も合わせて行ったため、ごはんやパン、うどんや粉物などが一切食べられない。つまり、主食が軒並み食べられなくなった。

 そのため、終日空腹であった。突然ひどい眠気に襲われたり、頭がフラフラした。糖質不足である。

 糖質制限については、さまざまな試行錯誤を行ったが、詳細は第1章に記載する。

■ 患部の温めとがん細胞の活動時間

 患部の温めについては、がん細胞の成長時間帯がヒントになった。

 がん細胞は、体温が下がると活発に増殖する。深部体温が最も低くなるのは、夜中の3〜4時である。そのため、抗がん剤を投与するのはこの時間帯が効果的だそうだ。

 つまり、夜中に患部の体温を下げなければよい。また、糖質制限も夜に集中すればよいとわかる。

■ ハイパーサーミアから得た患部温めのアイデア

 また、ハイパーサーミアも参考になった。

 ハイパーサーミア(ガンの温熱療法)とは、体内のがん病巣を42度まで加熱して、がん細胞を死滅させる療法である。がん細胞は、温度に弱いのだ。

 インフルエンザなどの高熱で、がん細胞が死滅したというデータもある。

 しかし、難しく考えることはなく、単純に患部を使い捨てカイロで温めればよい。これにも試行錯誤があったので、第2章で解説する。

■ がん治療と極端なファスティング

 人間の免疫システムから見ると、がん細胞は通常細胞と見分けがつかない。

 それゆえにがん治療は厄介なのだが、栄養を与えないという観点では、極端なファスティング(断食)の提案も存在する。

  • Xユーザーのごぼうの党【公式】さん: 「後から簡単に検索出来るように初めて【永久保存版】を書きます 今回は有名人や著名人の名前を一切出さずに書きます 私が関わってステージ4の癌が消えた方からの紹介で 毎日のように癌を患った方から連絡があります もちろん消えなければ紹介されません 私が伝えるやり方で末期癌が消えるのです…」 / X
    https://twitter.com/GobonotoJP/status/1776852407009554595

 ネット上の民間療法は、玉石混合である。この本のやり方も、必ずしもベストではない。

 しかし、日常生活を続けられないような、過激な民間療法は受け入れられない。この本では、なるべくいつものライフスタイルを続けられるような手法を厳選した。

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 本文では、私が実際に使っているものや食べているもの、役に立っているものには都度リンクを貼っていく。

 実際、何かを選ぶのは結構な労力であるため、お役に立てると思います。

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■■ 第1章:糖質制限をどう取り入れるのか?

■ ブドウ糖を制限する

 ここでは、がん細胞が通常細胞の6〜8倍も好むというブドウ糖を制限すべく、糖質制限を提案する。

 ヒントになったのは、PET検査である。

 PET検査とは、がんの有無や広がり、転移や治療効果、再発を確認するための精密検査だ。静脈からFDG(放射性フッ素を付加したブドウ糖)を注射し、がん細胞に取り込まれたブドウ糖の分布を画像にする。

 “がん細胞のマーキング”と言えるだろう。

 PET検査の前には、糖質制限を行い、がん細胞を飢餓状態にしておく。疑問なのは、標準治療でもがん細胞がブドウ糖を好むことはわかっていることだ。

 なぜ、病院側は、ブドウ糖を制限しつつ生活できるような食生活を提案しないのか?なぜ、副作用の強い抗がん剤ばかりを推奨するのか、いささか疑問である。

■ 終末期医療の視点からのコメント

 私は、これまでの思考錯誤を音声配信にしているが、終末期医療の現場の方から、コメントをいただいたことがある。

 終末期医療のがん患者に、栄養源としてブドウ糖を打つことは、いつでも疑問だそうだ。わざわざ、がん細胞が活発になるように仕向けているのは、自分たちでも疑問だという。

■ 実際の食生活メニュー

 さて、私の糖質制限について、実際の食生活メニュー(朝昼晩)を以下に記す。

 主食がなくなるため、さまざまな試行錯誤はあったが以下に落ち着いた。私が使っているものには、都度リンクを貼っておく。

 具体的には、三大栄養素(たんぱく質・脂質・糖質)のうち、糖質を控えてタンパク質と脂質はしっかり摂る。

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