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容量不足はスマホのメモリー?わたしの頭?

スマホの容量不足ほど、めんどうなことは無い。


私のスマホは、本体メモリにアプリとかのデータが保存されて、画像や動画などは自分で出し入れできるSDカードに保存されている。

容量はだいたい、スマホ本体が7GB。SDカードが30GB。

SDカードの方の容量には満足している。初めてスマホを持った高校生のころからの写真もずーっと引き継いで、全部保存することができているからだ。

優秀なSDカードに対して、本体メモリの容量は貧弱だ。

アプリを新しくインストールするたびに、容量が足りないと言われ、あれこれと工作をしなくてはいけない。

そんな理由もあって、私のスマホにはほとんどゲームアプリが入っていない。唯一、ずっと入っているゲームアプリは将棋ウォーズ。これだけはなぜか消せずに、ずっとやり続けている(笑)。


将棋ウォーズは例外として、だいたい私はゲームアプリをインストールすると、3日くらいでアンインストールすることになる。ゲームアプリに容量が圧迫されて、スマホの動作が遅くなるのにいらだってしまうのだ。

「私のスマホにゲームアプリの居場所はない!」

そう叫びたくなったら、やめ時だと思って、どんなにおもしろくてもすぐに消してしまう。


ゲームアプリを入れているとき、スマホの画面にはいつも容量不足の通知が表示されるようになる。なにをするにも動作が遅く、いつもの何倍もの時間がかかってしまう。「私のスマホにゲームは無理なんだな…。」と最近諦めモードにもなってきた。

でも、このとき大量のアプリにいっぱいいっぱいになって、本当に耐えきれなくなっているのはスマホなのだろうか。

よく考えてみれば、容量不足の通知はくるものの、少し動作が遅いのを我慢すれば、おもしろいゲームを続けることだってできるのだ。

それなのに、「もうムリ!」と言ってアンインストールに走ってしまうのは、私自身が限界だからではないだろうか。


現実には、学校の課題、アルバイト、ライターの仕事などなど、頭の容量を割かなくてはいけない問題が山積みになっている。

それは少なからず、スマホのホーム画面にも表れる。

メモ帳ウィジェットには、課題の下書き。クラウドソーシングの青いアプリ。Pintesestを開けば、課題のためのアイディア集めの跡があちこちに散らかっている。

そういうのを見ていると、どこからともなく焦りがわいてくる。課題の提出期限や仕事のスケジュールが一気に頭に広がって、とても自分にはこなせないように思えてくるのだ。


スマホはいろんな世界と自分をつなぐツールになる。

だけど、あまりにたくさんの世界とつながっていると、自分が今何をするべきかわからなくなってしまうのだ。あれもこれもしなくてはいけないし、今のままでだいじょうぶなのかという焦りもわいてくる。

そんな風に、いっぱいいっぱいになっている私は、簡単に切り捨てられるゲームアプリをアンインストールすることで、少し心を落ち着かせるのだ。

自分に「これはやらなくていいんだよ」と言ってあげることで、少しだけ心が軽くなる。


詰め込み過ぎて、容量ぎりぎりになってしまった私の心は、冷静な判断や行動ができなくなってしまう。まるで、アプリの入れすぎで重くなり過ぎたスマホのようだ。

私とスマホは一心同体。あなたがつらいときは、私もつらいわ。

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