心の底から【余計なお世話】と思った話
ある飲み会での出来事。
お節介なオジサンが、人のプライベートにズケズケ入り込もうとしてくることがある。
デリケートな部分でも当たり前の顔をして追及しているので、たまに「こいつ頭おかしいのか?いい年して非常識すぎん?」と思うときがある。
(血祭りに上げられる人は毎回違う。)
しかし、今回はそのオジサンではなく、別の人からの追及があまりにも酷く疲労困憊状態で帰宅し、翌日も死んだように寝続けるという、体調がおかしくなったときのお話。
定期的に開催される
この飲み会は、過去の職場の下々の者の集まりで、定期的に開催されている。
ぶっちゃけ行きたくない時の方が多いが、断ることができない。
予定が合わないと言うとリスケされてしまうので、強制参加の飲み会だ。
幹事はいつも同じ人なので、その点の面倒くささはないが、強制参加なのがどうにもやるせない。
とはいえ、人付き合いも大切だし悪い人たちではない(たぶん)ため、また断ってもリスケされてしまうので参加し続けている。
メンバーはいつも同じで、年代は30代、40代、60代。
この60代のオジサンが、いつもデリケートな部分であっても土足でズケズケ入り込んで、己の意見を押しつけるお節介を通り越した有難迷惑オジサンだ。
ある日の飲み会
いつも口火を切るのは、お節介オジサン。
色恋沙汰が好きらしく(ただの好きものだが)、人の色恋沙汰を無駄に聞きたがる傾向にある。
自分の年を考えろよといつも思うが、根っからの助平はいくつになっても助平ということなのだろう。
ウザったくて仕方ない。
この飲み会メンバーの中で独身は3名。
そのうち2名に集中砲火を浴びせることが多いオジサン。
その1名が私だ。
この日も、口火を切ったのはオジサンだった。
「最近どうなの?男性の方は?」
聞く人が聞いたら「セクハラ」と言われてもおかしくない発言だと思うのだが、このオジサンはその辺がいまいちよく分かっていないらしい。
おまけに「自分が一番正しい」と信じて疑っていないタイプなので、自分が「セクハラではない」と思ったら、相手がどう感じていようが「セクハラにはならない」という超絶自分軸思考の持ち主だ。
そして物凄く粘着質な性質のため、とてもしつこいうえに、空気も読めないので「引く」ということをしない。
自分が満足するまで、とにかく しつこく尋問し続けてくる。
話を戻して、「最近どうなの?男性の方は?」そんな入り口から始まったプライベート搾取尋問。
しかし、この日はオジサンではなく、別の人がウザ絡みしてきてこいつにやられた感たっぷり。
生気を吸いとられてしまった。
心の底から【余計なお世話】です
ウザ絡みしてきた人を以下 H子さん(仮)としよう。
この人は既婚者だ。
何のつもりか知らないが、H子さんの身の上話から始まって、自分の性欲の強さをやたらと主張していた。
「人間には3大欲求があって、そのうちの性欲を満たしてくれる人だから今の人と一緒になった」と言っていた。
また、「地元から出てきて、今の旦那と出会う前に婚活パーティーで知り合った男と とりあえずヤリたくて誘ったが断わられた。向こうからしたらヤれるからラッキーじゃないですか。バツイチで子持ちなんですよ?なのに何もしてこなかったし、無理だって。この地域の人って奥ゆかしすぎません?」などと、己の性癖について力説していた。
ラッキーって何???婚活パーティーに参加している男性はみんな一晩の相手を探すために参加しているとでも思っているのだろうか?
そんな人ばかりではないだろう。
純粋に結婚相手を探している人だっているはず。
H子さんみたいに下心しかない人は、婚活パーティーじゃなくそっち系のマッチングアプリを使った方がいいんじゃない?と思ったし、「ただの好きものじゃん。下衆い。」などと思っていたが、その矛先が独身3人に向いた。
「3人とも女の影も男の影もないから、ちゃんとヤってるのか本気で心配なんですぅぅ!」
それを聞いて「は?」と思ったのは言うまでもない。
みんながみんな、お前みたいな性欲モンスターじゃねぇわ。
ある種マウントとも受け取れるその発言。
自分は満たしてくれる旦那がいるからいいけど、あなたたちは一人でしょ。大丈夫ぅぅ?みたいな?笑
まぁその辺はどうでもいいけれど、「お前に心配される筋合いないし、お前が心配することでもないわ」と思わずにいられなかった。
というか思った。笑
それから しつこく「大丈夫なのか?」「相手はいるのか?」などズケズケ聞いてくるH子さん。
私らからしてみれば、H子さんとはそこまでの話をする関係ではないし、そこまでの関係をこちらは望んでいない。
根本的な部分で、私はH子さんと合わないと感じているので、今以上近づくつもりもなければ近づかせるつもりもない。
今の距離感を保ちたいのだ。
適当にごまかしていたが、あまりのしつこさに嫌気がさしてきて本音を一発ぶちかます。
「興味がない」
そう。
他の独身2名がどうか知らないが、私自身は色恋沙汰に興味がない。
それが本音だ。
いつも「興味がない」と言うと、全否定されるのがオチ。
もちろん、この日もそうだった。
「いやいやいやいや。そんなことあるはずない。人間には3大欲求があるんですよ。」
「本当に興味がない。」
こんな無駄な問答を数回続けて、耳にタコができるくらい言われてきたことをやっぱり言われて心底 疲れた。
「まだ本気で好きな人ができていない。」
これを言われると「あーはいはい。もうそれでいいです。」という心境になる。
これを言う人には、何を言っても無駄だとしっかり学習してきているため、喋るのをやめる。
そして、H子さんからの極めつけの一発。
「これから先ぜったい良い人に出会えますよ!私本気で心配してるんですから!人間には3大欲求があるんですから!」
あーはいはい。
余計なお世話です。
お前の場合、性欲だけだろうが。
気持ち悪い。
まとめ
このメンバーにはH子さんの他に、自分を含めて女性が3名いるが3名ともがH子さんの話に共感できていなかった。
H子さんは、職場で関わりのある人に対しても常に「性の対象になるかどうか?」という視点を持っている様子。
「あの人の人間性は嫌だけど、体は好き。いい体をしている。抱きしめられたら凄いと思う。」
「あの人は普段の話は合わないけど、そっち系の話は合う。だからあの人が女を買う気持ちも分かる。」
などと口走る。
「職場の人をそんな目で見たことがない」
それが、女3名の一致する意見だ。
もしかしたらH子さんは、脳みそが男性的なのかもしれない。
抱けるかどうか?で判断みたいな。笑
性欲モンスターなH子さんは、今まで常に欲求不満を抱えて生きてきていたのかもしれない。
そして今の旦那さんに出会って、満たさるようになって余裕ができ、人の世話をしようとしているのかもしれない。
酔っぱらっていたのもあると思うが、何にしても、有難迷惑を通り越して余計なお世話すぎる。
そもそも、私は恋愛に興味がないし、恋愛話にも興味が湧かない。
なので、この手の話が苦手だし苦痛でしかない。
強烈なストレスしか感じなかった。
もう二度とこの飲み会に参加したくないと思わせるくらい、嫌悪感しかなかった。
この日は、オジサンにもセクハラともとれる発言ばかり浴びせられたし、H子さんから執拗に苦痛以外の何でもない無駄絡みをされたおかげか、帰宅してから秒で死んだように眠りについた。
翌日も体が重ダルく、何もできずただひたすらに寝た。
現実逃避というやつかもしれない。
精神にも肉体にも毒だった今回の飲み会。
性欲モンスターのH子さんに生気を吸いとられた気がしてならない。
今回のように執拗に絡まれるのはストレス以外のなんでもないため、次の飲み会は断ってみようと思っている。
リスケされても再度断れば諦めてくれるだろうか。
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