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主語がない人

個人的に、嫌いな喋り方の一つ「主語がない喋り方」
いきなり「凄いよね!」と言われても「何が?」となる。


そんな主語のない喋り方の人を相手にすると、とても疲れるしとても面倒くさいし時にイライラするし、最終的に喋りたくなくなってまともに相手をしなくなる。


そんな人が職場にも私生活の場にもいて、最近とっても疲れている。



いちいち聞き返す手間


「見た?」
「何を?」


「食べた?」
「何を?」


「行った?」
「どこに?」


もう書いただけで面倒くさいの塊としか思えない、主語のない人の喋り方。


主語ナシさんが何か言うたびに いちいち聞き返さないと、何を言っているのか何の話なのか全く見えない。

とにかく面倒くさいし、手間だし時間の無駄。
会話がスムーズに進まないのでとてもストレスを感じる。


「昨日の〇〇見た?」
「お昼ご飯食べた?」
「トイレ行った?」

どうして、上記のような主語アリの聞き方ができないのか?といつもイライラしながら不思議に思っている。


こういう主語ナシさんには たくさん出会ってきたが、ある共通点があるように思う。



自分中心で自分勝手


主語ナシさんは、基本的に自分勝手な人が多かった印象だ。


聞き手側がある程度 理解しているだろうと勝手に思い込んで、自分の頭の中で会話を進めている感じ。そして、いざ質問となったときに、主語をすっ飛ばして「あれやっといて」などの訳の分からないことを言っているように感じている。

主語ナシさんの頭の中では勝手に話が進んでいるので、「あれやっといて」これで相手には十分に自分のしてほしいことが伝わったと思っているらしい。


いや、伝わるわけないから。
あり得ないから。
こちとら「あれってなによ?」状態だから。


また、自分が分かっているから、相手もある程度は分かっている「だろう」決めつけて喋りだす。だから主語がない、というパターンもあるように思う。


聞き手側のことは何も考えていない、自分の言いたいことを一方的に弾丸トークしている印象だ。


ただ自分が喋りたいだけなら まだマシと言えるかもしれない。適当に相槌を打っていれば、喋りたいだけの人は満足してくれる傾向にあるからだ。

厄介なのは、ちゃんと回答をしないとキレるタイプの主語ナシさんだ。
こっちは非常に厄介者。

ちゃんと回答しないと当然キレるのだが、主語がないため何の話なのかこちらは分からない。結果、逐一 質問を返すという手間と無駄が発生してイライラしてくる。


ちゃんと会話をしたいのなら、聞き手のことを少しでいいから考えて喋ってくれと思う。



人の立場で考えない


主語ナシさんは、基本的に自分中心思考だから人の立場になって考えるということを あまりしない印象だった。


相手の立場で考えられるなら「この言い方で伝わるかな?」と考えることができると思うので、主語がないと聞き手には伝わらないと理解できるはず。

でも主語ナシさんは自分中心思考なので、相手にどう伝わるか?ではなく「自分の言いたいことを伝えられたかどうか」が重要な様子。

そして、先述したように「自分の頭の中で勝手に会話が進んでいる」ことも作用して、主語をすっ飛ばすという事件が起こっている感じがしている。


また困ったことに、主語ナシさんは自分の会話に主語がないと自覚していない。人によっては、「自分は説明上手!」と思っている人もいたため、とんでもなく厄介者だった。

なにせ「あれやっといて」の一言で、聞き手側に「全て伝わった!完璧だぜ!」と思っているのだ。これが厄介者以外の何であろうか…。



人の話を聞かない


もうここまで書いてきたら「主語ナシさんはそれが当たり前でしょ」と言われるかもしれないが、主語ナシさんは基本的に「人の話は聞いていません。聞きません。」という人が多いような気がしている。


自分にしか興味がないのかもしれない。


なので、まだ相手が喋っているのに「相手の話を勝手に想像してストーリーを作り勝手に回答し始める」という暴挙もお手の物だったりする。黙って最後まで人の話を聞くことができない様子。ついでに我慢もできない。

だから言葉を被せてくるし、勝手に想像するのでトンチンカン回答が返ってきてまた質問しないといけない面倒が発生する。


主語ナシさんは他人に興味がないので、人の話を聞く必要がないのかもしれない。「自分の伝えたいことを伝えられればそれでいい」といったところか。

だから「主語が抜けている」という指摘をされても、聞き入れるわけがないため当然 改善もない。そして周囲は、「この人に言うだけ無駄」と諦めの境地という状態になっていく。



質問しているとキレる


主語ナシさんは、自分の喋り方に主語がないと自覚していないので「俺(私)の説明は伝わった!」と思っている節が強いが、聞き手側には何も伝わっていない。なので、当然 質問される。


1~2回といった質問のやり取りで主語ナシさんの言っていることが伝わることもあれば、何度も何度も聞き返さないと分からないことも多々ある。質問の回答に主語がないのも当たり前なので、内容によっては質問攻めにしないと分からないこともあるのだ。


数回のやり取りで主語ナシさんの意図を汲み取れれば何の問題もないのだが、大問題になるのが何度も聞き返さないといけないパターンのときだ。


主語ナシさんに何度も質問しているとキレる。
それはそれは不機嫌になる。


自分中心思考のため、何度も聞き返していると「何で分からないんだ!」と怒りの感情が湧いてくるようなのだ。

こちとら「何で分からないんだ」と言われても、あなたの喋り方に主語がないせいで全然伝わらないんですよ。こっちだって何度も質問なんかしたかねぇわ!と思っている。

たった一言だけ付け加えてくれれば伝わるかもしれないのに、それはしてくれない。だったらこちらは聞くしかないのだ。


こういった問答は、主語ナシさんの主語がない喋り方が招いていることだと思うが、主語ナシさんは自分が悪いとは微塵も思っていない。自分の言っていることを理解しない「相手が悪い」のだ。


他責思考というやつが発動です。


「どうして伝わらないのだろう?」と少しでも考えることができれば、ほんの少しでいいから相手の立場になることが一瞬でもできれば、一呼吸おいて考えることができると思うが、残念なことに主語ナシさんは相手の立場で考えることがない。だから質問ばかりされたらキレるのだと思う。



まとめ


「5W1Hって知っていますか?」と聞きたくなる主語ナシさんの、主語をすっ飛ばす喋り方。

私はとにかく面倒くさいこと、無駄なことが嫌いで仕方ないため、主語のない喋り方をする人を相手にするのがとても苦痛。

いちいち聞かないといけない手間。
5W1Hを念頭に置いて喋ってくれれば、この手間は発生しない。

聞き手のことを考えず、自分の喋りたいことを一方的にガンガン喋る主語ナシさんの相手をするのは、私にとってはひどく時間の無駄でしかない。


この前もこんなことがあった。

フリマサイトでメッセージが来たといきなりLINEが送られてきた。
「商品が届いてないって来た。ものは〇〇日に送った。」
以上。

うん、だから?だから何?
それを私に言ったところで何になるわけ?
発送した旨を相手に連絡しろよ。こっちじゃないだろうが。

と思ったのは言うまでもない。
なので、それを私に言ってきてもダメだし、こっちに連絡する前に相手に返信する方が先なのでは?的な返事を送ったところ、以下の回答が来る。

それは分かってるけど、事務局に問い合わせるのかと思って先にLINE入れた。

だったらそれを最初から言っとけ!と思ったし、この返事を見て一気にストレスと言う名の強烈な負荷が襲ってきた。

この人は、いつもこんな 主語もないし分かっているが大前提で言葉を省略しまくる喋り方をするうえに、何でもかんでも聞いてくることがここ最近 頻発していた人なので、携帯を放り投げるくらいにはイラついた。

この人の頭の中には「事務局に問い合わせるのかな?」があったから、相手に返事をする前に こっちに連絡してきているようだが、私からしてみれば この人の頭の中に「事務局に問い合わせる」があるのかないのか知るわけがない。分かるわけがない。言葉にしていないのだから。

「商品が届いてないって来た。ものは〇〇日に送った。」たったこれだけの言葉で「あ!事務局に問い合わせるかもしれないからこっちに連絡してきたんだ。」なんて分かるわけがないだろう。


お前の頭の中なんて知らねぇわ


主語ナシさんが「いつも質問される」と気がつき「何でだろう?」と考えることができれば改善も見込めるかもしれないが、恐らく自分中心思考の主語ナシさんは、そんな気づきすらないだろうと思う。なので改善は見込めない。


極力関わり合いを持たないのが一番だと思う。
それができないなら、まともに相手にしないのが良い方法のような気がしている。


職場に主語ナシ上司がいると、関わりを持たないとか まともに相手にしないというのは難しいかもしれないが、少なくとも主語ナシさんの言っていることに対して必死になる必要はないかなと思っている。

人の話を聞かないので「主語が欲しい」と言っても聞き入れてもらえないし、質問ばかりしているとキレるので、まともに相手はできないのが現実だし、主語ナシさんの意図を全て汲み取るのも難しい。


こちとら全知全能の神ではない。ふつーのニンゲンですから。


だったら必死になる必要はない。
適当にのらりくらりかわして、自分の精神の健康を守る方が良い気がしている。

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