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家を建てるって楽しいかしら?

休日、ターミナル駅である隣の駅まで、歩いていく事が多い。
そのコースの中で、可愛い平家の一戸建てのお家がある。

小さいけど、しっかりした作りで、近くに公園があり、駅からも歩いて10分弱で行ける。

このお家を見るたび、平家を建てる、という選択肢もアリなのか、
と思ってしまう。今は賃貸マンションで一人暮らしの身だけど。

友人の何人かは結婚して、マイホームを手に入れたという人が多い。
他ならぬ私の両親も、マイホームを建てている。

最初に引越した当時は、平屋建てだったけど、父親が大工だった父が二階建てに建て替えた。それが小学校のとき。

そこから27歳ごろまで
私もその家で育った。

二階建てになってからの方が家で過ごした時間は圧倒的に長いけど、幼少期に記憶に残っているのは、平屋時代のこと。
狭いし、ボロかったけど、コンパクトで住みやすかった。

でも戸建ての場合は、大半が二階、もしくは三階建て。
平屋だと、土地が広くないと建てるのは厳しい。

女性の一人暮らしであれば、マンションの方が防犯上は理想的と聞くし。
その場合は、間取りは3LDKはでかいし、1LDKはどう?
新築か、中古を買ってリノベするのかなど、
全く予定もないのに、そんなことを考えてしまう。

でも生涯シングルという覚悟をして家を買う事も、考えなければいけないのかな、と最近はぐるぐるする事が増えた。
そんなことを考えるうちに、平家建てに関する本を図書館で見つけた。

60歳から?と驚いたけど、子供が独立して、夫婦2人とか、またひとりになったとき、
身の丈に合う家を建てるということも、選択肢の1つなんだなあ、と
いうことに気付かされた。

この本は家を建てるためのTIPSに留まらず、
ちょっとしたエッセイも終盤に描かれているので、ぼんやり願望を抱きつつ、楽しく読めるのが嬉しい。

人によって、家に関する思考はいろいろ。

早く落ち着きたい、ということで家を買う人もいれば、仕事や家族構成に合わせて住み替える方が良いという人もいる。

私は今ずっとこの街に住むのもいいな、と思っているけど、
ちょっと違う場所に住んでみたいという気持ちも少なからずある。

持ち家でも、賃貸でも、家には人の姿が映る。
いつか家を買う、という決断をするかもしれないけど、そんな時のために、今は本で予習しようと思う。


妄想するだけなら、タダだし。

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