第21話:良い失敗

ざお!@上海

「麻雀」から学べる事は多い。

「麻雀」で勝つには、他のプレイヤーより得点をあげ、他のプレイヤーより失点をしないこと。

そこには、いろんな「要素」が詰まっているから「学び」が大きい気がする。

先日、上海の友人で「営業の達人」でもあり、たまに夜は「剣道の達人」に変貌する「おっちー」が「営業の失敗」について語っていたのを思い出した。

「麻雀」でも色んな「失敗」をしてしまうものだが、僕がよくやってしまうのは、勝負を降りているのに振り込んでしまうことだ。

「原因」は単純に「スキル不足」なのと「中途半端」に勝負しようという気持ちがあることではないだろうかと自己分析している。

また、勝負している時に振り込むのも痛いは痛いのだが、勝負をしないと決めているのに振り込んでしまうと、「精神的」なダメージが予想以上に大きく、「次の勝負」にも引きずってしまい、下手するとそのままズルズルと「一局」終わってしまう。

「営業の達人」の「おっちー」に聞いてみた。

「営業で大事な事は何?」

「どんな事に気を付けている?」

会社は違うのだが、顧客紹介などをして営業同行なども何度もしているので「おっちー」の営業スタイルはある程度は理解しているつもりだ。

コミュニケーション力も高く、提案力などもあるが一番すごいなと感じるところは、「決めきる力」なんだが、その背景には可能性があると判断したら「決まるまで諦めない精神力」が高いのだと思う。

普通の「営業マン」だと、一度「失注」してしまうと、そこから連絡をしなくなってしまい、実は違うソリューションのニーズがあったのに、他社にとられてしまうなんて事がある。

「おっちー」曰く、次に繋げるためには、「良い失敗」で終える事が大事だということ。

営業での「良い失敗」とはどういう事なんだろうか?

今回の提案では「失注」してはしまったが、「この会社は、この営業マンには何か期待出来そうだぞ?次回もまた提案してほしい~」と「期待してもらえる」ような終わり方だったら、次につながる終わり方だと思う。

話しを「麻雀」に戻そう。

前述した「勝負をしない」と決めたのに「振り込んでしまう」というのは、「全く次に繋がらない負け」であり、しかも、失点以上に精神的なダメージがでか過ぎる。

次に繋がる「良い失敗」にするためには、そう決めたら「降りきる」事が、大事なんじゃないかと思う今日この頃である。



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