スマートフォンが命を救う!?

本記事では、医療業界においてスマートフォンが重要な役割を果たしていることをお話したいと思います。

医療業界もDXが求められている!

いまやだいぶ浸透してきたデジタルトランスフォーメーション(DX)ですが、医療業界においても重要視されています。

例えば、スマートフォンなどのモバイル端末やウェアラブルデバイスを使って、患者さんの医療情報(血圧や脈拍、どんな病気にかかったことがあるか(既往歴)、現在どんな薬を飲んでいるか etc...)が収集されています。

これは、だいぶ皆さんの認知も獲得したのではないかと思います。そう!接触確認アプリがこれに該当しますね。皮肉にも、多くの人の命を奪ったCovid-19が医療業界のDXを進めたといっても過言ではないと思います。

これとはまた別で、疾患の予防や管理、治療を行うソフトウェアを用いて治療介入を行うdigital therapeutics (DTx)が近年注目されています。これは、通称「治療用アプリ」と呼ばれています。

医師のオンライン診断などがこれに該当しますね。やはり、Covid-19が発展に寄与しているのが、なんともですが....

DTxとしての治療アプリってどんなものがあるの?

DTxは医療行為に相当するものも含まれているため、医薬品医療機器法(薬機法)など各国の規制当局から承認されたものが該当します。法律で定められているんですね。

先行する米国などで開発中や承認されたDTxとしては、生活習慣や病神経・精神領域を対象としているものが多く、代表的なものとして「糖尿病患者向けアプリ」「ADHD患者向けアプリ」が挙げられます。

一方で、日本で承認されているDTxとしては、CureApp社が提供する禁煙治療用アプリが医療機器として承認を受けています。(保険適用の対象なんです)

他にも、不眠症治療用アプリ、うつ病治療用アプリ、糖尿病治療用アプリ、乳がん運動療法アプリなどの臨床開発が進んでいます。

「スマートフォンのおかげで命が救われた」という未来がすぐそこまで来ている気がします。



筆者がまだ学生の頃はスマートフォンなんてほとんど無かったことを考えると、この約十年での爆発的な普及は人類の大きな発展の象徴ですね。健康にも役立つスマートフォンは、我々の生活に欠かせないものになったのかもしれません。

最後まで読んで頂き、誠に有難うございます。


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