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「終わり良ければすべて良し」がマジなら落語家が最強なんじゃないかという話

「終わり良ければすべて良し」という言葉があります。

映画、マンガ、小説、アニメ、いろいろな作品が世には溢れていますが、ラストシーンさえよければどんなものだっていいものに見えます。

たとえ途中経過が凡庸極まりない作品でも、それっぽい音楽とそれっぽい演出があればどんなものでも名作に錯覚します。

ところで、落語というのはその名の通り「落ち」、つまりラストに高い比重が置かれています。

最初から途中経過も何もかも、その「落ち」のために作られた噺も多いと思います。

私が知る限り、落語はコメディに特化したコンテンツだと思います。感動したくて寄席に行く人は少ないでしょう。

ですが、落語を作るノウハウは笑いを取ること以外にも生かせるものなのではないかと思います。巧みに伏線を張って、ラストに華麗に回収するのは落語家の師匠方の得意とするところではなかろうかと思います。

お笑い芸人だって小説を書いたり映画を監督したりする時代です。落語家がそっちに手を出してはいけない理由はないんじゃないでしょうか。

とは言いましても、私は落語なんてほとんど知らないド素人です。ただの妄言でしたら忘れてください。


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