『灰色で冷たいロリ』

 茹だるような夏だった。 すっかり都会に叩き潰され、田舎に帰ってきた僕は、漠然とした不安に駆られ、毎日無闇やたらと道を歩いていた。 蝉時雨けたたましい廃工場。 枯れ草に紛れるように、その灰色はいた。
「ハハ!僕は○ッキーマウス!」
ここは舞浜ではないはずだ。どうしてあの有名なネズミがいるのだ。
「きみにお願いがあるんだ。聞いてくれるかい?」
僕の答えを聞かずにネズミはつづけた。
「ここに魔法の粉が入った袋がある、これをチャ◯アスのライブ会場に届けて欲しいんだ!なぁに!心配することはないさ!ボクの名前を出せばきちんと差し入れとして受理されるさ!ハハッ!」何を言「さぁ急いで!」
粉を隣のロリに持たせた。いいかい、◯ャゲアスはそこの角曲がった部屋にいるからね。ロリはこくんと頷いた 大事にかかえた粉を 今日は なんと 天ぷらにですね いかん!反抗期か、胸のコアが赤くなっている。
ロリは通りすがりのみくのしんを締め落とし、粉をふんだんにまぶしはじめた。
「こらっ!かけるならチャゲ◯スっていっただろ!」
ロリは、ム…と頬を膨らませる。 やれやれ、どうしてもみ◯のしんがいいらしい。
こうなってしまったロリは誰も手が付けれないので、とりあえずみくの◯んを自宅まで運ぶことにした。ロリは嬉しいのか5分に一度◯くのしんにカンチョ―を決めていた。「えちょっ!何何何⁉︎も〜!」みく◯しんが芸人時代の勢いで反応するとロリは俯きながらクスクスと笑い、みくのし◯もまた、ロリの様子に気付いて穏やかに笑った。
「◯まど、もう俺決めたわ!これは決定事項!俺、この子も連れて世界を旅するわ!」
それを聞いてロリは笑った。まるで絵の具がはじけるように、色鮮やかに感情を発露させる少女がそこにはいた。
か◯どとみく◯しんと少女、3人を乗せた飛行船は今日も楽しげに飛ぶ。


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作者 ケイマ/少年/人外/ぱりぱり
使用ツール:オンラインじゃれ本
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