なぜ戦術くんは嫌われてしまうのか ~『日本人と○○人』第一部~
お久しぶりです!Gorikongです!
今日はヴェルディの話ではなく歴史と国の話です。
わっきーさんのを読んで自分も何となく書こうかなと思ったので書きました。(最近忙しくて何も書いてなかったのでリハビリもあります。書けるかなw)
早速ですが始めます!
1 わっきーさんの話と戦術くん
世界史の旅人として_(:3」z)_|わっきー #note https://note.com/kumawacky/n/nc049101cdce7
このお話を読んで、色々思うことがあり、ちょっと書こうかなと思い、重い腰をあげ書き出したわけですが、書きたいなと思ったこと
は以下の二つ。
A. 日本の近代化と洋務運動の失敗の話
これはわっきーさんの文の中身について思ったことです。何かの成功・失敗を、文化とか制度とか抽象的なもんでなく、もう少し具体的なもので考えられないかなと。「ファンダメンタルズ」というようなものが必要かなと。そのヒントのようなことを書きます。
B. ゲームモデルの受容について
いわゆる戦術くんが特定の人に嫌われてしまうのがこの辺にあるのかなと思ったんですよね、わっきーさんのを読んで。なんかこう抜けてる部分があると言うか。その辺りも整理したいなと思ってます。
で、ごちゃごちゃしそうなのでまずは、Aから書きます!
先に断っておきますが、わっきーさんの下記のスタンスには賛成です。
「現象論」のような形で表層的な部分を追いかけてしまうのではなく、その下の階層にある「原則論」のような部分に目を向けながら、さらにその下に連綿と受け継がれてきた「日本として」という土台を否定すること無く、より発展的にいわゆる「おいしいとこ取り」のようなカスタマイズが出来ないでしょうかね?ということ
その補論というか違うスタンスとか出せたらなと思っています!ということでよろしくお願いします!
2 日本の近代化の成功って?
確かに洋務運動は失敗しました。一方、日本の明治以降のいわゆる近代化は概ね成功だったと言えるかと思います。(あくまでも現時点の評価ですが)
その成功の理由をわっきー氏は神野正史氏の説を借りて次のように語ります。
「下部構造(歴史・伝統)」「上部構造(システム・技術)」の接着剤の役割をしている「中部構造(制度・学問・思想)」を二重構造とし、その下側は「和魂」上側は「洋才」として両者をマッチさせるようにした(内は私が補記しました)
からだというわけです。
ここで気になったのが、この中部構造のところ。制度・学問・思想の下支えするところを「和魂」上側を「洋才」としたという件なのですが、システムや技術って、真ん中だけでなく、歴史と伝統にも直接深く絡んでいませんか?
制度や学問や思想を変えるだけで、システムや技術が変わるのかなという疑問です。
3 成功の基礎的な条件とは?
https://news.goo.ne.jp/article/searchina/world/searchina-1689499.html
中国人から見た日本の近代化成功の理由です。学術的なもんではなく与太話に近そうですが、なかなか面白いですね。
江戸時代からすでに「資本主義経済」の形ができていたことや都市化率がすでに高かったこと、識字率も高かったため発展の基礎がすでに出来上がっていたのだと分析とか既に人口が3000万人になっていたとか。
この辺ってすごく大事かなと。
江戸の人口は町方の約50万人、武家が約50万人、寺社その他が約10万人で、合計約110万人に達すると推定された。当時、ヨーロッパ第一の大都市ロンドンが約70万人、パリが約50万人、ウィーンが約25万人のため、江戸は世界最大の都市だったのです。
https://news.livedoor.com/lite/article_detail/8608817/
これが18世紀の話。日本は都市化という点では既に世界のトップでした。
比較政治学の世界では特定の諸条件が揃うと、近代化が始まると言われています。
内容は研究者によって少し違いますが、高い識字率、都市化、域内交通網の整備、官僚制度の整備、金融市場の確立、支配層による財政投融資等が揃わなければ、近代化は失敗することが圧倒的に多いようです。
この辺の基礎的な条件を、ここではファンダメンタルズと呼びますね。
翻ってサッカーの話。
制度や学問や思想も大事です。ただその普及は測るのは難しいです。一方、ファンダメンタルズは測定も可能だし、狙って実施することも出来ますよね。
これなら他国との比較も出来るはずです。
思想や制度の優劣を争う必要はなく、アウトプット(選手や監督のパフォーマンスとかかな?)から判断することの方が大事かなと思います。
成功した国のいいところ、悪いところを整理するのがまずはスタートかなと思います。
というところで第一部完です。
第二部はいつ書くのかなあと自問しながらとりあえず終わります。
ここまで読んでくれたセニョール&セニョリータ!
グラッツエ!グラッツエ!
グラッツエガーデンです!滑りぎみに終了!!
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